月別アーカイブ: 2012年6月

その同じ時間(官邸包囲デモ)、こっちでもいい話を聞いた!

 今日は、生協関連・一般労組の執行委員会であった。そこで聞いた話。今、関連・一般労組の中でもっとも元気に活動しているのが㈱流通サービス分会の仲間。彼らは、毎月定期的に経営側との労使懇談会を開催している。実はそれ自体がものすごく画期的なことでもあるのだが、“いい話”というのはそれではない。

 労使懇の中で経営側から感謝されるというのだ。㈱流通サービス分会の仲間は、分会結成し、公然化して以来、春闘や秋闘での交渉をはじめ、その定期的な労使懇談の中で職場の不具合や改善提案、昼休憩や年休取得、残業の未払いなどの要求を掲げ、少しずつ改善をさせてきた。
 経営にとっては耳の痛いことばかりかもしれないが、実はそうやって改善されてきたことによって、コンプライアンス経営が進み、監査からも賞賛されるようになったという。㈱流通サービスは全国区の会社だが、彼らががんばっている西日本管轄の経営実態について褒められるのだそうだ。それで、経営側の西日本管轄の責任者から「褒められるのも労組ががんばっていてくれるおかげだ」と感謝されるらしい。
 すごいじゃないか!分会で頑張っている彼らももちろんだが、それを真正面から受け止められる経営のその器は立派なもんだ。
 振り返ってみると、私も労組活動にかかわって15年近くなるが、感謝された記憶は皆無だなぁ…。私の頑張りが足りないのだろうか、それとも…!?

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やはり、今日も凄かったようだ!

 日本の民主主義も成熟しつつあるのだろうか、今日も首相官邸の周りを先週以上の人たちが取り囲み、原発再稼働ストップを訴えた。今回は、国会議事堂から霞が関の官庁街まで人の波が押し寄せているようだ。生協労連の仲間も参加しに行くと言っていたので、またその様子が伝えられたらコメントしようと思う。

 ニュースステーションでは、鳥越俊太郎氏が「映像を見て気付きませんでしたか?通常、これまでのこういう集会には労働組合や学生運動の旗が掲げられていた。しかし、この集会にはない。60年安保以来、市民が集った集会なのだ。アラブの春やウォール街でもこうした市民の運動が広がって政治を変えるきっかけとなったが、日本でも遅まきながら始まったのだととても感慨深い」と述べた…。その輪の中にいられないことが何とも歯がゆい。

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辞めざるを得ないのは…誰のせい?

 28日16時、藤田本部休憩室で尾道冷凍物流センターの稼働にとなって発生する商品センター(DC)パートの処遇に関する交渉が行われた。労組側の要求に対する回答の説明交渉だったが、長年頑張ってきたパートに対する回答にしては…ねぇ。

 今回、その対象となるパートとアルバイトは約180名に及ぶ。理事会は、冷蔵集品作業で70名余りの雇用を確保(ただし、契約時間は週16hと大幅に短縮)し、それ以外では近隣事業所での仲間づくり業務を中心とする職種異動で契約時間(雇用)を保障したいとしている。しかし、全員が契約時間保障を求めて仲間づくりへの異動を希望しても、全員の雇用が保障されているわけではない。つまり、辞めざるを得ない人が出るということだ。
 しかし、理事会の回答は退職割増も過去の事例と同等、勤続表彰やリフレッシュ休暇の取得も原則通りという、いわば型どおりの回答だった。確かに、通常時なら例外的な取り扱いを行う必要はないことだ。しかし、今回退職をせざるを得ないことになりそうな仲間は、“経営の都合による”商品センター縮小さえなかったらずっと働き続けていただろう人たちだ。つまり、この異常時を作り出したのは理事会の側であり、DCのパートには何の責任もない。理事会自身がそういう状況を作っておいて、“例外的な扱いを行う理由はない”というのは、あまりに冷たくないか?
 私は、過去との整合性が取れなかったとしても、今、働いている仲間を何よりも大切に思う心があるなら、(ない袖は振れないとしても)例外的扱いをすることは経営自身の判断でやるべきだろうと思う。そのことが残った人たちの経営に対する信頼感や生協に対するロイヤリティ(帰属意識)を高めることになるのだと思うのだ。
 交渉はまだこれからだ。アルバイトの扱いに関する回答も冷たいものと言わざるを得ない。私たちの要求がすべて実現できるかどうかはわからないが、せめて辞めていかざるを得ない仲間が、「最後は理事会は私たちによくしてくれた」と思えるような中身にしていきたいと思う。

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6/22~23、岡山では中四国の青年が集まって交流したよ!

 開催地は、なんと地元岡山!生協労組おかやまからは6人、生協関連・一般労組からは5人(それぞれ部分参加含む)、
合計すると岡山からだけで11人!!の参加がありました。もう、この人数集まったというだけで感無量(笑)!!!

 まず初日は学習講演から。講師に岡山学習協の長久啓大さんを迎え、「民主主義のこと、ワールドカフェのこと」というテーマで学習。日本国憲法を軸に、民主主義の目的や労働組合の意義を読みとく…という内容でした。
 講演は参加者へ「民主主義と聞いてなにを連想する?民主主義の目的はなに?」との問いかけからスタート。改めて問われると意外と端的には答えづらいものですが、参加者からはいろんな意見が…。
【連想すること】自由、多数決、意見交換、普通、平等、平和
【目的】市民が過ごしやすく、民意、生活、権利平和の実現…などなど。
 これらのイメージについて、「憲法ではこんなふうに規定されてますよ」、と話が進められました。
 他に、労働組合とは結集してこそ力を発揮するが、そもそもバラバラな人の集まり(原則は労働者なら誰でも入れる)なので、ひとつには結集しづらいという性質を持っている、まとまるためには、みんなの意見を丁寧に交流し合い一致点を探っていく作業が必要になる、だからこそ労働組合の運営には民主主義が貫かれなくてはならないし、労働組合が民主主義の学校と言われる所以はそこにある、などなど。
 そして、みんなの意見を丁寧に交流し合うための手法として「ワールドカフェ」の紹介をしていただきました。学習に続いては、そのワールドカフェの実践。この「ワールドカフェ」とは簡単にいえば変則的なグループディスカッションのこと。その特徴に「少人数での討議」、「途中で席替えをして討議を続ける」「模造紙を使う」というものがあります。最近話題になっている集団討議の手法だそうです。
 討議のテーマはずばり「生協について感じること」。ずばり、といってもずいぶんざっくりとしたテーマなのでどんな内容になるか、始まるまで不安でいっぱいだったのですが…、始まってみると、それぞれのテーブルでいろんな話題で結構盛り上がり、企画側としては少しホッとしました。好きな生協商品について話すテーブルもあれば、「有休使ってる?」「いつまで仕事してる?」なんてテーブルもあって、いま一度生協を見つめなおし、他生協との交流を深める、といういい機会になりました。
 ワールドカフェ自体、そもそも結論を導く手法ではなく、いろんな意見を並べ、そこから派生する枝葉の話題を交流する、という性質のもので、その特性がうまく機能されたようです。
 二日目はボーリング大会、普段はなかなか運動できない、いい機会だという人もいて楽しくプレイすることができました。初日にしっかり交流できたこともあって、話もすすみ充実した時間を過ごせました。
 二日間、無事何事もなくおえることができほっとしました。これからも、青年らしさとはなにか、生協らしさとはなにか、を模索しながら企画を進めていきたいと思います。

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6.22厚労省前座り込み…、6.23“怒”の国民大集会…そして!

 6月22日(金)、生協労連の最賃闘争委員会のメンバーを中心に厚労省前で座り込みを行った。人間らしい暮らしのための最賃引上げを求めた行動だ。生協労連だけではなく、自治労連や医労連、全教など様々な分野の仲間も集まった。かつては、「最低賃金」と言えば生協労連の運動のように見られがちだったが、非正規雇用が広がる中、あっちこっちで切実な課題となっているのだ!
 そして、その翌23日は東京明治公園で“怒!”の国民大集会。2万4千人が集まり、消費税増税や原発再稼働を進める野田政権に怒りのこぶしを突き付けた。

 それにしても、中央と地方ではすこ~し温度差(?)があるようにも感じた。まぁ、中央はただでさえ人が多いからそう感じるのかもしれないが、22日の夜には4万5千人が原発再稼働反対で官邸を取り巻くなど、岡山にいるとちょっと考えられないような運動の広がりがある。しかも、それはどこかの団体が動員したのではなくて(もちろん、きっかけを作った者はいたのだろうが…)、ツィッターを活用して口コミで広がり、15日は1万5千人、22日は4万5千人と、人と人とがつながって膨れ上がっているのだ!こんなことは、これまで経験したことがない。
 その集会(?)に参加した仲間が、翌日の国民大集会にも参集していて話もしたが、興奮冷めやらぬといった感じで、さながら『革命前夜』といった雰囲気さえも感じた。揶揄しているのでもなんでもなくて、実はとてもうらやましい。そんな雰囲気を日常的に感じられる環境に身を置くことができることが…。岡山で先日行った消費税の宣伝行動では、「消費税を増税しなんだら、どないして社会保障を維持するんや!」と、まるっきりマスコミの報道に踊らされている人が咬みついてきたりと、なんだかやるせなくなってくることもしばしばだから…。
 私自身は座り込みの後、最賃闘争委員会のメンバーと夕食をとり、交流していた。官邸前でそんな行動がされていたことを知っていたら是非行ってみたかった。今後も毎週金曜日に予定されているらしい。来週は何人の人が集まるのか…今からとても楽しみだ。

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全市町村議会が配備反対決議!これこそ沖縄の声だ!

 沖縄の普天間基地に垂直離着陸機オスプレイの配備を進めようとする米軍と日本政府。先の県議会選挙では、与党が過半数を割り、普天間基地の辺野古移設にNo!の声を突き付けたばかりだが、今日は伊是名村議会が配備反対決議を採択し、これで沖縄の全市町村の41議会が配備反対の意見書や決議を採択したことになる。

 つい先日には、新しく就任した森本防衛大臣が「オスプレイは安全だ」と述べたその直後に事故を起こし、5人の米兵が負傷した。アメリカ本土では、自然や動物保護のために軍用機の飛行が禁止されている区域もあるという。つまり、米軍や防衛大臣にとっては、沖縄の…いや日本の子供たちや国民は動物以下だということなのだ。今、その“動物以下”として虐げられてきた人々が怒りのこぶしを挙げ、立ち上がっている。人間のいのちと誇りの叫びはもうとどめることはできないのだ!

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“青臭いのは、自分を変えようとする人の特権だ”

 草彅剛主演の37歳で医者になってとか何とかいう番組が、昨日最終回を迎えた。ずっと見続けていたわけではないが、昨日は家族で見てしまった。草彅の「目の前にいる患者を救いたい、それが医者になったただ一つの理由です」という、医者という職業の本質を突くセリフ…。そんな草彅を、最初は疎ましく感じて“青臭い”とバカにしていた同僚が、そのひたむきさに徐々に感化されていく…。

 そして、「青臭いのは若者の特権だ」という上司に、「青臭いのは若者ではなく、自分を変えようとしている人の特権だ」と反論する同僚。なかなかどうして、今の殺伐とした社会や企業の内側を鋭く批判し、“自分たちが望む会社や社会はこんなじゃないはずだ!”と問いかけているような…そんな番組だった。生協も、昔はそんな“青臭い”連中の巣窟だったような気がするのは私だけなのかなぁ…。

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やはり、これが原子力村の連中の本性なのだ!

 大飯原発の再稼働決定において、政府はこれでもかと言わんばかりに「安全は確保されている」と豪語してきた。しかし、その舌の根も乾かないうちに、水位の異常を知らせる警報が鳴り、その発表が半日も遅れた。

 その理由は、結果異常ではなかったことが分かったために「安全への影響がなく、法令に基づく異常事象でもないので、夜中に発表する必要はないと判断した」んだそうだ。これだけ原発の安全性が問われているというのに、関電の…というより、原子力村の連中の危機管理の貧弱さにはあきれてものが言えない。結局のところ、余計なことで騒がれたくないという住民軽視の姿勢は何も変わっていないということだ。こんな連中に日本のエネルギー政策を担わせているかと思うと人間として恥ずかしい限りである。誤解を恐れずに言うと、原発動かしておきながら、なぁにが節電だ!と反発したくなる。

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