今日は、生協関連・一般労組の執行委員会であった。そこで聞いた話。今、関連・一般労組の中でもっとも元気に活動しているのが㈱流通サービス分会の仲間。彼らは、毎月定期的に経営側との労使懇談会を開催している。実はそれ自体がものすごく画期的なことでもあるのだが、“いい話”というのはそれではない。
労使懇の中で経営側から感謝されるというのだ。㈱流通サービス分会の仲間は、分会結成し、公然化して以来、春闘や秋闘での交渉をはじめ、その定期的な労使懇談の中で職場の不具合や改善提案、昼休憩や年休取得、残業の未払いなどの要求を掲げ、少しずつ改善をさせてきた。
経営にとっては耳の痛いことばかりかもしれないが、実はそうやって改善されてきたことによって、コンプライアンス経営が進み、監査からも賞賛されるようになったという。㈱流通サービスは全国区の会社だが、彼らががんばっている西日本管轄の経営実態について褒められるのだそうだ。それで、経営側の西日本管轄の責任者から「褒められるのも労組ががんばっていてくれるおかげだ」と感謝されるらしい。
すごいじゃないか!分会で頑張っている彼らももちろんだが、それを真正面から受け止められる経営のその器は立派なもんだ。
振り返ってみると、私も労組活動にかかわって15年近くなるが、感謝された記憶は皆無だなぁ…。私の頑張りが足りないのだろうか、それとも…!?