日別アーカイブ: 2012年6月4日

いやぁ、ちょっと身構えちゃいました…

 先ほど書記局に若い男性から電話があって、「生協の職員ではないんですけど、労働組合のHPを見て言いたいことがあったので電話しました」と…。正直、びっくりしました。何かクレームをつけられるのかと…。しかも、労組員でも職員でもないと…。で、よくよくお話を伺うと、5月の年金に関する記事の中の最低保障年金の問題について、ご自身の意見を参考にしてほしい…といった内容でした。
 組織外の方から、わざわざお電話までいただくとは本当にありがたいことです。でもちょっと構えちゃいましたけど(^_^;)。

 話の要旨は、『最低保障年金について学習したと記載されているが、今テレビや雑誌のマスコミは、企業の社会保険料負担をゼロにするという前提で“最低保障年金制度は不可能だ”という主張をしている。そうではなくて企業負担はきちんとさせる、負担の形式は拠出金というやり方もあるだろう。それ(企業負担)を前提にした上で、制度確立は可能だとか不可能だとか、そういう議論をしないと経団連の主張に乗っかって議論してしまうことになりはしないか?なので、このサイトに諸外国の制度なども詳しく載っているので参考にしてほしい』ということでした。
 私自身は、その学習会に参加していないので、具体的にどういう学習内容だったのかはよく知らないのですが、当然、私たちの立場も企業負担をゼロにするなどということではなく、企業の社会的存在にふさわしい相応の負担をするのが当然であり、その上で最低保障年金制度を確立すべきだという立場ですと説明し、電話を置きました。
 せっかくそういうご意見をいただいたので、そのサイトを以下に紹介しておきますが、あくまで他団体のサイトであり、その内容に当労組が責任を負うものではないことはご了解ください。サイトはこちらから>>公益財団法人 年金シニアプラン総合研究機構。

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はたして、これは“上からの上意下達型の運動”なのでしょうか?…と、お詫びがてら…

 素晴らしい!コープかごしまの理事会と労働組合が共同して、消費税増税反対のトラックデモ(約60台)が実施された。同時に繁華街での署名宣伝行動もあって、1時間の取り組みで250筆以上を集めたという。そういえば昔、売上税や大型間接税が導入されようとした時、おかやまコープ(当時は岡山市民生協だったかな?)でもトラックに“増税反対!”の横断幕を付けて走ったっけ…。

 鹿児島のすごいところは“労理共同”ってこと。今のおかやまでは考えられないですね。今春闘の回答によれば、“以前のそういう運動は『組合員発』ではなく、生協側が決めて進めた『上からの上意下達型』の運動だった”そうですから、このコープかごしまの取り組みは、彼らの目にはどのように映るんでしょう…?やっぱり“生協側の思いだけの運動”とか“自己満足”とか言うんでしょうか…。
 さて、この映像、実は一昨日から昨日(6/2~3)にかけて岡山で開催された非正規労働者全国交流会の夜の夕食交流会で放映するはずだったのです…、が、いやはやもう何とも、私の口からはもうお詫びすることしかできないのですが、150名もの参加だった夕食交流会、そのメインとなるはずのバイキング形式だった料理の出が遅く、大行列だけならまだしも、ほとんど何も口にできないという人まで出てしまいました。なので、その大混乱の状況の中で、映像を流すなんていう余裕はまったく無かったわけです。わざわざ遠くから岡山までおいでいただいたのに、そのような事態となってしまって、誠に申し訳ありませんでした。司会をしていた私も、何とか場が和むように懸命に努力したつもりだったのですが、それが逆に開き直っていると受け止めた方もいたようで、もし、気分を害された方がいらっしゃいましたら改めてお詫びしたいと思います。
 そういうわけで、コープかごしまのトラックデモ映像をここでご紹介します!皆さん、全国の仲間に広げてくださいね!コープかごしまのYOU TUBEチャンネルはこちら。

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日本の常識は世界の非常識…(6/2-3全国非正規交流会)

 6/2~3日、非正規労働者の全国集会が岡山で開催された。2日間で延べ約900人が参加した。私も要員を兼ねて参加したが、印象的だった話を一つ。あなたは、非正規労働者と正規労働者、世界ではいったいどっちの賃金や労働条件が劣悪か、ご存知か??

 私が参加した第1分科会「派遣切り、非正規切りとのたたかい」では、全国各地でたたかう派遣や非正規で解雇された仲間が集い、闘いの経過や到達点、教訓、裁判の視点などを出し合い交流した。その中には、外国人労働者もおり、劣悪な労働条件や外国人であるがゆえの差別の実態などを告発された。
 その中で印象的だったのが、「外国では非正規労働者の方が、正規労働者よりも賃金が高い」という話が出されたことだ。つまり、雇用が不安定だからこそ、より高い処遇でその労働者のくらしを保障する…それが諸外国の常識だと。しかし、日本の実態はその全く逆である。それが当たり前になっている環境にならされているためか、正直私も“非正規の方が条件は劣悪”というのが前提となった発想をしていた。
 やはり、視野は広く持たなければいけないし、何よりもそのことが“人間としてどうなのか”という基準で物事を考えないといけないと改めて感じた分科会だった。

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