アマチュア天文家とまではいかないが、宇宙大好きの私。もちろんその原因は、松本零士の漫画の影響なのだが…。21日の朝、今年最大の天文ショー金環日食が観測された。09年の皆既日食では天候に恵まれなかったが、今回は多くの地域で観測できた。岡山では残念ながら部分食だったが、皆さんは空を見上げただろうか?
金環食にしても、皆既食にしても、地球から見る太陽と月の大きさがほぼ同じだから見られる現象であり、それもただの偶然ときているからなおのこと不思議だ。月は徐々に地球から遠ざかっている(年に4㎝程度)らしいので、そのうち皆既日食は見られなくなる。今を生きている以上、一度はお目にかかりたいものだ。
今回の日食で最大食の時は、少し薄暗く感じたと思う。しかし、皆既の瞬間はそれとはまったく違い、まさに真夜中となり、肌寒く感じるほどの気温の低下を実感できる。同じ“月全体が太陽を隠す”現象であっても、金環と皆既ではそれほどまでに違うのだ。皆既を体験した多くの人は、世界観や人生観が変わるともいう。
次の皆既は、今年11月、オーストラリアのケアンズで見られる。ん~~!行ってみたい!