日別アーカイブ: 2012年5月18日

生協労連中四国地連パート部会学習交流会

 5月12日(土)オルガ5Fにて7単組38名の参加で“中四国地連パート部会学習交流会”を実施しました。今回の学習講演は野田首相が政治生命を掛けているという「税と社会保障の一体改革」の重要な部分である“年金”にスポットを当て、とりあえず何も知らないでは何も言えないということで第1歩の学習会にしました。

 講師は岡山年金者組合岡山県本部副委員長、岡山支部委員長の近藤劭(こんどうすすむ)さん(写真)にお願いしました。今の年金制度は25年かけなければ1円も貰えないし、加入を義務づけておきながら貰う時は申請をしないと貰えない。25年に1日でも足りなかったら1円も貰えない。など基本的なことから教わりました。
 そして、日本の年金制度は男女差が大きく、女性は基礎年金しかない人が多い。厚生年金でも平均で大きく男性を下回っています。雇用の条件や賃金などの男女不平等が年金になって現れる等ここでも男女格差があることを知りました。そして、無年金者に対して健康で文化的な生活を保障している憲法に違反しないのか。年金を掛けてなくてももらえる最低保障年金制度の確立を求めていかなければならないと強くおっしゃっていました。
今まで無関心でいた年金制度を少し知るだけで、心もとない老後に不安が増すと共に労働組合の最賃1000円の運動が将来の年金の額にまで繋がっていることも感じて、士気も上がりました。
午後は3つの分散会に分かれて交流を深めました。他県の状況が分かって良かった、職場は違っても同じ悩みがあるんだ、県別の賃金格差にあぜんとした等々の感想をもらい、それぞれの分散会で有意義な交流が出来たと思います。
今回はやまぐちのサービスセンターの仲間が2名初めて参加してくれました。ひろしまが行事の都合で参加が無かったのが残念でしたが、中四国の仲間が集える場をもっと増やしていきたいと考えています。

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