日別アーカイブ: 2010年10月4日

あなたは“何のため”に頑張っていますか?〜JMI組織診断結果報告会〜

 10月2日、分会代表者会議の午後、JMI組織診断の報告会を開催しました。約50名の仲間が集まり、4月に実施したおかやまコープにとって2年ぶり2回目となる組織診断の結果報告を、日本生産性本部メンタルヘルス研究所の根本忠一氏から受けました。

 今回も大変興味深い結果となりました。全体的には2年前の調査と目立った変化はないけど、多少はよくなったと言えるとか…。でも業態や職種、職務によってその傾向はまちまちなので、一言で言い表すのは難しいのです。いくつか気になった報告をご紹介します。あくまで、かいつまんでの話なので、これがすべてだとは思わないでくださいね。

組織に対して冷めている?「何のために」という頑張るためのよりどころが見いだせていない。
チャレンジを避け、言われたことだけをこなす姿が浮かぶ。減点評価の影響が残っているのか…?
ある業態の事業所長の精神健康度は抜群の改善。一方、その部下にあたる一般職やリーダーなどは悪化。はてさて…?
ある業態では、「仕事が最もつらいと感じるときは?」の設問に「努力が報われない時」と答えた割合が26%で最も多いが、それらの人の精神健康度は低くない。始めから“どうせ報われない”とあきらめてはいないか。ただ、その解決は報われない思いにどう処するかということ以上に、どうしたら“報われないことを理由に努力しない”というパターンを崩せるか、努力するためのモチベーションを上げるかにかかっている。
自分の職場の持ち味に、“個人の能力”と答えた割合が異常に高い。

 これらは報告内容のごく一部。しかも、一つ一つの内容の前後や行間には、書ききれない内容を含んでいるんだよね。だから、これが結果のすべてではありません。それでも、今おかやまコープが組織的に抱えている問題(組織風土問題)を言い当てていると思いませんか?
 この分析結果は、すでに6月に幹部向けに報告されています…同じ根本氏から。私もその報告会には参加しましたが、今回の報告のほうが…ん〜なんと言いますか、歯に衣着せぬとでも言いましょうか、とても分かりやすかったですね…。
…で、どうしても気になることがあるのです。確かに、「何のために頑張るのか?」とか、「報われないことを理由に努力しない」とかいう分析結果はあるんですけど、なんだかなぁ…今まで理事会が人事制度や賃金制度を提案してきた理由にしてきた、「だからきちんとした評価とそれに見合った処遇が必要なのだ」ということとは、少ぉ〜しニュアンスが違うと思うんですね。気になるのは、理事会のみなさんが、“やっぱりそうか!だから評価制度や賃金制度が必要だ”なんて…私に言わせば“またまた勘違いしなきゃいいけど”ってことなんですけどねぇ。
 報告会後の根本さんとの懇親で、その思いはますます強くなった私でした。

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ヤッタ!! ボートピア建設中止

 10月1日、岡山市定例9月議会で神下地域で計画されている、ミニボートピア(場外舟券売場)の建設に反対する陳情7件が、全会一致で採択されました。建設の条件は、①地元町内会が賛成する②市長が反対しない③議会が反対しない、ことなのでミニボーピアの建設は実質中止されました。
 つくる会(村上副委員長が事務局長)や共産党、PTAなどが精力的に署名や陳情、傍聴に取り組みました。建設委員会で陳情は、一度は継続審査になりましたが、継続審査を主張した議員たちも市民運動に追い込まれ、陳情を否決できなくなりました。その結果、陳情は再度の委員会で全会一致で採択となり、本会議でも全会一致で採択されました。
 9月28日の建設委員会で有井委員長は、陳情を継続審査としました。【陳情反対:礒野委員、酒見委員、三宅委員、小川委員。賛成:森田委員、田畑委員、羽場委員、藤原委員で同数となり、委員長決済で継続審査】共産党市議団と市民ネットが分離採決(委員会の結論と分離させて本会議で採決すること)を申し出ました。
 本会議では、公明党、ゆうあいクラブ(若井議員以外)、新生会の21名が陳情の継続審査に賛成しましたが、半数以下のため継続審査は否決されました。再度の委員会では、継続審査に賛成した有井委員長や委員が「市からの情報が足りないから継続審査に賛成した」と主張して陳情の賛成に回りました。
  市民の声である陳情に反対した理由を市当局に押し付ける主張は、「ボートピア反対の陳情を採択したくない」という本音が透けて見えるものです。

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