改めて脱原発の必要性を実感!〜定期大会で11年度方針を確立!

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 7月2日(土)、総社のサンロード吉備路にて第21回定期大会が開催され、78名の大会代議員と37名の新旧中執が参加した。第1号議案の「2010年度の活動のまとめ」から2号議案「2011年度情勢」、3号議案「2011年度方針」、4・5号議案の「会計決算と2011予算」などをはじめとするすべての議案は満場一致で採択された。

 大会では記念講演に、原発問題について元静岡大教授の深尾正之氏を招き学習、改めてその恐ろしさを実感。深尾先生のお話によると、原発の原料となるウラン鉱石は原発を運転する100年分しか埋蔵量がないとのこと。一方、原発運転に伴う死の灰などの放射性物質を大量に含む核廃棄物は、映画でも話題になったように、その危険(放射能)が消えるまで数万年とも数百万年とも言われる管理を必要とする。地震や津波に対する完全な安全性を保つ技術はもちろん、核廃棄物を完全に処理する技術さえも無い未熟な科学技術しかない現在の人類に、何万年も先までの子孫に対してこんなにも恐ろしい危険物を遺産として残す権利があるのか!? しかも、“CO2を出さない”とか“未来のエネルギー”とか美辞麗句を並べても、結局たった100年程しか持たないエネルギーであり、経済活動を優先して原発を運転するそのたった100年のために、何万年も先の子孫にまでその後始末を押し付けるのか!? 理性ある人間であれば、この訴えには誰も反論できないに違いない。

 なら、現在の発電量の約3割をカバーしている原発をやめたらどうなるのか。もちろん、太陽光・熱エネルギーや水力、風力、地熱、潮流などのあらゆる自然エネルギーの効率を高め、技術的にも発展させる必要がある。しかし、今の政府は、こうした分野にほとんど予算をつぎ込んでいないという。太陽光エネルギーを別にして。
 太陽光発電は、大企業の十八番であり、世界的にもその実績は突出しているそうなのだが、風力や小規模水力などは中小企業での開発にとどまっているのが実態で、予算がつかないんだそうだ。だから、もっともっとこうした自然エネルギーへの転換と開発を力を入れていく必要があると説く。

 もっとも、先生の言いたかったことは、原発をやめても大丈夫ということではなく、多少の不便があろうとも、電力需要が不足しようとも、未来への責任として原発から撤退すべきだということに違いない。私も、それに同感だ。

 さて、学習の後は大会の議事が進行、2名の議長を選出し、議案の提案から討論、採択に至る。

 議事では10年度の活動のまとめ、11年度の活動方針の議論が中心だが、いずれも震災問題を抜きには考えられない。震災被災者への生協の支援活動に確信と誇りを持つと同時に、そうした協力・共助、思いやり…すなわち、生協の理念でもある思想が、被災者向けだけではなく、組織内部の…そう、あなたの隣の同僚や部下、取引先など、生協の事業と運動に関わる全ての人たちに向けて体現できているような、そういう組織を作っていくこと。そして同時に、生協はまさにその部分に大きな弱点を抱えていることを自覚し、組織風土改革を進めることが求められると提起した。提案に対する全体討論でも、組織風土問題に関する発言が続き、職場の中に根深い体質を抱えていることが指摘された。

 2011年度は、センター事務パート、物流センターパートの雇用に関わる大きな問題が控えている。また、正規では人事制度とそれにリンクする新賃金制度の議論が大きなテーマとなる。労組の政策提言によって、現場アポ方式を導入し個配拡大(新規組合員)へ方針を転換して以降、連続して利用人数予算を達成し、2010年度は厳しいながらも展望の兆しが少し見えてきた年として評価された(理事会)。震災発生によって、11年度予算は下方修正せざるを得なかったが、そういう実績を作り出してきたのは現場の奮闘と努力である。その力を信じて、2011年度も頑張っていきたいと思う。

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改めて脱原発の必要性を実感!〜定期大会で11年度方針を確立! への1件のコメント

  1. 9だいすき より:

    今回の大会方針と記念講演を受けて、脱原発・自然エネルギーの普及への議論と実践が生協労組のなかでも一歩でもすすめていけるようにしていきたいものですね。
    2010年は、地球規模で見ると再生可能エネルギー発電量が原発発電量を初めて上回った歴史的な年だそうです。
    世界の潮流を見ることもできず、目先の利潤ばかり追いかける「原発ムラ」の人たちを早く退場させなくちゃ日本の未来は見えてきません。

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