月別アーカイブ: 2011年8月

原発ゼロをめざす9.11県民集会に集まれ!

[ 2011年9月11日; 1:00 PM to 4:00 PM. ]  福島原発事故は、現在、そして未来の日本のエネルギー政策に深刻な問題を突き付けました。現在の人類科学では、核エネルギーを制御できない以上、原発は無くしていくよりほかはありません。枯渇する化石燃料に代わるエネルギーとして原発をやむを得ないとする“必要悪”論もあったかもしれませんが、今一度将来のエネルギー政策について考えること、そして私たち自身の暮らしの在り方を見つめなおす必要があります。
 当日は、写真家の郡山総一郎氏が「フクシマ、残された故郷は何を語るのか」題し、生々しい写真を交えてお話しいただきます。また、日本科学者会議岡山支部の方から「エネルギーの転換をどう進めるか」と題して報告もいただきます。日曜ですが、どうぞ多くの仲間の参加をお待ちしています。詳細はこちら>>原発ゼロをめざす9.11県民集会

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介護に働く仲間の全国学習交流集会

[ 2011年10月16日; 10:00 AM to 4:00 PM. ]  下記の日程で全国学習交流集会が開催されます。福祉部の仲間で参加ご希望の方がおられましたらお申し出ください。詳細はこちら>>第9回介護に働く仲間の全国学習交流集会

日時:10月16日(日)10:00~16:30
会場:全労連会館

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性善説と性悪説…人の力が発揮されるのはどっち?

 面白い話を聞いた。8/24~25に東京で開催された生協労連中央執行委員会。9月に定期大会を控え、年度最後の中執だ。そういうわけで、24日の夜は1年間の慰労会が開かれ、その場で聞いた話…(その後2日目の議事では東海地連から報告もされた)。とある生協…事業連合の話だが、いずれおかやまやCSネットもそうなるのかもと思うと、暗澹たる気持ちになった…。

 “とある事業連合”とは、関東方面の事業連合で震災前にコープネットと統合を進めようとしていた事業連合である。そう、“You Tube”に似た名前のところだ。話は4つ、皆さんはどう感じられるだろうか??
①恐怖のタコグラフ
 昔、私も入協したてで配達をしていた頃、トラックにタコグラフというものが付いていた。トラックの運行記録で時間の経過と車速が記録されるのだ。配達から帰ると日報にグラフをつけ、スピードが出ていると「スピードの出しすぎだ」などと叱られたものである。運送業にはよくある話で、今でもそうした会社は多いだろう。これを導入する理由はほぼ間違いなく安全運転の奨励(スピードの抑制)のはずだ。中には、“サボり”をチェックするためというのもあるかもしれないが…。
 とある事業連合のそれは、これが更に進化したものだ。なんと、リアルタイムでタコグラフ情報が本部(?)に転送され、時速60Kmを1Km/hでも越えた瞬間、「今1Km超過したぞ!」という趣旨の電話やメールが飛んで来るそうだ。その監視専門の職員も配置されているらしく、その度に担当者は電話やメールをチェック…、んん?運転中に?その方がもっと危ないンとちゃうやろか…?!っていうより、ここは北朝鮮かぁ?
②壁に耳あり障子に目あり…恐怖の監視?カメラ
 タクシーなどに導入されている運行記録ビデオをご存知かと思う。悪質な客からの犯罪防止や事故の記録を目的に導入されている車載ビデオである。この事業連合では、すべての車両ではないらしいが、このビデオが搭載された車両が何台かあるらしい。もちろん、導入目的は事故の記録だそうだ。
 ところがこのビデオシステム、車両にちょっとしたショック(道路の段差など)があると、その前後の時間の映像が保存されるようになっているらしく、ショックがあるたびに何でもない運転手のしぐさなどがすべて記録され残されるそうだ。話に聞くと、タバコはもちろん、女性が汗で乱れた化粧を直す様子(これが何故残っているのかは少し疑問も残るが…)まで残っているそうだ。これでは事故の記録ではなく“自己”の記録である。
③効率化の極致!マップシステム進化系
 これはまだ検討中のものらしいが、効率化もここまで行くと一体…と思ってしまうような話だ。おかやまのマップシステムはまったく役に立っていないとのご批判も強いので、想像も出来ないかもしれないが…。つまりこんな感じ…、毎日毎日、その瞬間にいちばん効率のよいコースをマップシステムで作成し、その通りに配達に行くといったもの。新しい個配利用者(もしくは班)やその日の利用状況によって、事実上毎回(毎週)異なるコースになるようだ。相手の都合も出来るだけ配慮するということではあるらしいのだが、そんなシステムが可能なのかどうか…それは良く分からない。ともかく、効率重視のみで発想されているのは間違いなさそうだ。利用者から見れば、毎週違う担当者が違う時間に配達に来るということになるかもしれない。
④朝晩二回の酒チェック
 最後の話は、アルコールチェッカーの話。飲酒運転の事故が大きな社会問題として取り上げられる中、アルコールチェッカーを導入する運送業界は少なくない。もちろん、飲酒運転はどんな理由があろうと絶対に許されない。だから朝の運行前にチェックすることは理解できる。しかし、運行を終えて事業所に帰ってきてから再度チェックすることが果たして必要だろうか。話に聞くと、昼休みに一杯やった担当者(?)がいたらしく、夕方のチェックも始まったそうだ。それなら仕方がない…とお思いか?いやいや、ちょっと待って。確かに昼休憩時に一杯やったヤツは許されない。しかし、チェックの本来の目的は“犯人探し”ではなく、飲酒運転の防止のはずだ。夕方のチェックでは、“防止”になっていない。もっとも、「夕方にチェックされるから昼は飲酒しない」などというタガをはめる事は出来るかもしれないが、それでは“見つからなければいい”という風潮を助長するだけのように思う。
 さて、①にしても②や④にしても、それをやろうとした動機はそんなに不純なものではなかったかもしれない。しかし、その根底には“管理・監視していないと何をやらかすか分かったモンでない”という担当者“性悪説”に基づく発想があるように思えてならない。①でいえば、タコグラフでチェックするより、継続的な安全運転教育で啓発していくことの方が大切だし、イヤミを言えば、タコグラフで休憩時間が1時間取れていなかったらそれへの対策はきちんとしているのかと反論したくなる。
 ②でいえば、本当に事故の記録が目的なら車両の前方を写すだけで十分だし、少なくとも運転手を写す必要はないのではなかろうか。録画保存された画像の行方がどうなっているのかは不明だが、タコグラフが本部に直通していることを考えれば、保存画像もリアルタイムで送信されている可能性も想像できなくはない。女性の化粧直しなんて話も出てくること自体、それを疑わせるものだ。事故がなければ転送される前にすべて消去されることになっているのならまだしも…。
 ともかく、人がその組織に愛着や帰属意識を持ち、その組織のために力を発揮する最大の要素は、その組織から信頼されているということを実感できるかどうかである。相手から自分は信頼されていないと感じている時に、その相手に対して何か貢献しようなんて気持ちが生まれようはずがない。
 生協組織の特徴として、何かをするときの動機はまっとうでも、いざそれが運用されれば、その動機から大きくずれて運用されることが往々にしてある。つまり、そういう組織風土になっているからだ。
 さて、生協という組織は、いつそのことに気づくのであろうか…。

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倉敷支部 第7回読書会のお知らせ

9/17(土)19:00からコープ倉敷北で第7回目の読書会を開きます。テキストは「脱原発、再生可能エネルギー中心の社会へ」です。皆さんのご参加をお待ちしています。
詳細はこちら>>第7回読書会のお誘い(PDF190KB)

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人事制度再説明…賃金リンクで給与もアップ?

 各職場で開催されている人事制度の再説明。それに参加した仲間が労組にこんな声を届けてくれた。「理事会の説明を聞いたけど、賃金がリンクすれば給与は上がっていく制度だと説明された。えぇ~ホンマか?と思ったけど、勘違いする仲間がいるのではないか」という心配の声だ。

 今回の説明はあくまで『人事評価制度』の説明であり、『賃金制度』の説明ではない。しかし、評価制度を導入するとなるとすぐに賃金リンクの話につながっていく。それが最終目標なのだから当然と言えば当然だ。理事会も、いずれは出てくる話として説明しているようである。
 さて、“給与が上がっていく制度”…、言葉のレトリックともいえるが、間違ってもいない。業績が上がり、皆の成績も上がり、年間評価がAとかSになれば、現賃金体系の賃金上昇率よりも上回る可能性はあるからだ。評価は絶対評価だから、全員が頑張って業績も上がれば、全員の評価がA以上となる可能性も当然ある。そうなれば、今の体系以上に賃金が上がっていくことはその通りだろう…、もっとも、毎年そう評価され続ければということでもあるが…。
 また、「現体系における将来に予測される昇給」との比較ではなく、「現瞬間の賃金水準」との比較との話だとすれば、あながち間違ってもいない。
 さて、なぜAやSであって、なぜB評価ではだめなのか…、説明資料の30ページを見てほしい。いずれの等級においてもB評価での最高昇給額はE1等級の5000円である。皆さんは、現体系の平均定期昇給額をご存知か?おおよそ4600円強(2011春闘時)だ。B評価でこれを超えるのは前記のE1等級のみである。…ということは、平均的なB評価では現体系の平均昇給額を下回るということになる。「今(現体系)以上に給与が上がる」には、常にA以上の評価を取る必要がある訳だ。もっと言えば、現体系での若い世代の定昇額は6000円を超える。若い世代…つまりW1~3等級やE1〜2等級、SM1〜2等級で現体系で保障されている6000円以上の昇給を得ようと思えば、最低でもA評価、場合によってはS評価を取らないとだめだということになる。
 一方、現体系における一定年齢以上の人の定昇額は非常に小さい。現体系表(28ページ)を見てほしい。勤続31年からは勤続給の昇給が止まり、おそらく職務給も頭打ちになっているケースが多いだろう。年齢給だけが2000円から1000円の昇給となっており、昇格も何もなければ51歳からは1000円の昇給だけである。この層の人たちが新しい制度のどこの資格等級に位置づけられるかにもよるが、ベテランの域ということでW1〜3というのは考えにくい。だとすればそれ以上の等級となるが、そこではC評価では降給もしくは維持(E1等級だけは昇給)するものの、B評価を取りつづければ現体系の1000円昇給よりも昇給額は増えることになる。そういう意味では、年齢別に見たときの一定年齢層以上の人にとっては、B評価を取りつづけさえすれば賃金が上がっていく制度だといえるかもしれない。
 果たしてそんなことが可能なのだろうか?実験運用とはいえ、2010年度の年間評価の等級別人数が30ページに示されている。いわゆるA評価を取った人数は全体(宅配と店舗職員)でたった16人だ。この実績を見ても、「給与が上がっていく制度」と言い切るにはあまりにも根拠に乏しいと言わざるを得ないと思うがどうだろうか。
 この人事制度や賃金制度の仕組みは非常に複雑である。今回の説明で理解が深まればよいのだが、どうも理事会の説明は、制度説明というよりも「制度導入しても賃金は下がらないから安心してね」ということを念押しして回っているという感じに見える。確かに、一方的な賃金削減に簡単に納得できる人は少ない。しかし、現場の不安は「賃下げの不安」よりも「経営の不安」ではなかろうか。人件費コストが大きくなり、現賃金体系を維持することが困難になりつつあるという認識は、労働者の間でも理解は広がっていると思っているが、理事会が「下がらないから心配ない」と言えば言うほど、「なら今回の制度改革は何のためなのか?」と逆に疑問を感じている仲間も少なくないように感じる。
 もっとも、制度の本来の目的は賃下げではなく、人材の育成・成長を図ることであることは間違いない。しかし、それはそれであり、賃金体系(人件費コスト)の問題とは基本的には別問題のような気がするのだが、皆さんは理事会の説明をどのように受け止めているのだろうか?引き続きご意見をお寄せいただきたい。

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はぁ?大連立?自民も民主もただのバカ?

 菅首相の退陣がほぼ確実となって、マスコミはその後釜と政局報道に熱心だ。大連立だの増税だのと、菅首相を追い詰めた(?)驕りからか自民は好き勝手なことをほざいている。その駆け引きだけを追うマスコミ…、ここに被災地復興や暮らしの再建への視点が存在するのか!表題は少し口汚いが、他にいい言葉が思いつかないほど情けない与野党とマスコミである。

 いったいあの政権交代はなんだったのだろう?結局、目玉政策だった①高速無料化、②子ども手当、③高校無償化、④農業個別所得保障のすべてを見直すことで民・自・公で合意し、特例公債法案の成立と引き換えた。民主党の政策の是非はともかく、2大政党だのなんだのと言いながら、結局元いた自民党のさやに納まったということなんだろう。ふたを開けてみれば、またもや国民は騙されたということだ。さすがの私も、民主がここまで腰抜けだったとは“想定外”だった…。
 それにしてもマスコミのなんと情けないことか!大連立や大増税をあおる論調が目立ち、民主の“公約投げ捨て”を批判するどころか当然だとばかりにそれをあおる。はては、「法人税の増税はいかがなものか」などと言うアホな御用学者を登場させて、消費税や所得税増税には頬かむり…。
 私自身は先の政権交代にそれほど大きな期待を寄せていたわけではない。ただ、それでも“少しは変わるかも…”という期待があったことは否定しない。まして、あれだけ政権交代劇に熱狂(いいすぎ?)した国民にとってみれば、その期待は大きかったのではなかろうか。だから、その期待を裏切られた今は、怒りを通り越してまたもや無関心に舞い戻るという気持ちもわからないではない。
 しかし、それではあまりに国民自身が憐れではないか。「民主に期待した」ということは忘れても、“動けば変わる”(どっかの選挙スローガンみたいであまり好かない表現だが…)ことを経験したことは忘れてはいけない。

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効率重視??肝心要のコース編成の実態は?

 先日の書記局会議で秋闘の議論を行った。その時に話題となったのがこれ。実のところ、どうなってるんでしょうか?坂本委員長はよく「今自分が配達した家の隣の隣くらいの家に別のトラックが配達に来て、ふと前を見るとまた別のトラックが横切っていく…」てな感じで表現していましたが…、さて、センターのコース編成の実態は…???

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センター長とのやり取りでは解決しないのかな…?

 8/11(木)、山口にできる(…というか、すでに稼働していてとっとりは5月、しまねは7月に合流済み…のはず…)組合員サービスセンターへの合流(12年4月予定)に向けて、削減される事務作業に伴い、人時の削減シミュレーションについて議論しました。実は、これまでに業務ラインでセンター長と事務パートの間で上記の内容についての説明や質疑がされ、事務パートの疑問や不安はある程度は払拭されたと理事会から聞いていたので、まぁ、シミュレーションに関するいわゆる最後の確認みたいな感じになるはずだったのだが…

 組合員サービスセンター(以後、SC)は、電話注文や欠品や誤配、クレームの受付など、基本的な組合員からの問い合わせを一手に引き受けるところです。誤配などの場合、組合員からSCに誤配の連絡が入り、担当者に貸与された携帯にメールなどで連絡が行きます。欠品や破損などの場合でも、担当者の判断を仰ぐ必要のないケースでは、返金や値引き処理も行われます。
 まぁ、他にもいろいろあるわけですが、これらの仕事がSCに集中すれば、当然事務パートの仕事は減るってわけ。だからどんなシミュレーションになるかが、契約時間をどうするかって問題と直結しているんですよね。つまり、理事会(実はセンター長が作ったらしいが…)の示したシミュレーションが、自分たちの契約時間の行く末に大きく影響するわけ。
 だから、出来るだけきちんとしたシミュレーションを示して議論する必要があるわけだけど、最初に示されたシミュレーションに対していっぱい意見が出されたわけですよ、労組に。そこで理事会も黙っているわけにはいかなくて、業務としてセンター長から直接説明を行い、質疑に応えるという場が設けられたわけなんですね。
 ところが、会議で皆に聞いてみると、「そんな質疑はなかった」「一方的に説明されただけ」…、これはまだまともな方で、「こういう提案があるのは知ってるよね」と聞かれただけとか、「え、いつそんな説明が?」っていう職場もありましたね。…というわけで、事務パートのシミュレーションに対する疑問はほとんど払拭されていなかったということが明らかになったのでした。
 さて、今後の進め方は会議の中で報告した通りですが、ここまで読んで、ん?と思った方はさすがです。そう、SC稼働によって、これまでいわゆる“担当者の裁量”にゆだねられていた…と思われる部分…、つまり組合員との信頼(?)関係の実状がSCへの集中化によって白日の下にさらけ出されるってこと。もちろん、変な意味ではありません。例えば、無いに越したことはないのが前提ですが、少々誤配とか欠品、欠損などが発生しても、仲の良い組合員となら担当者の裁量で対応し、解決できていた問題でも、組合員からSCへの連絡という形をとることで、誤配は誤配、欠品は欠品(これは担当者の責任でない場合が多いのでしょうが)として記録され、後々の“評価”に影響を与える事象になっていくわけですよ。
 実は、当のやまぐちではこれが評価の対象となり評価給に反映してますし、大阪いずみの担当者も結構精神的にきつくなっているとか…。効率化の裏で実は精神的な労働強化(?)が進む可能性をはらんでいるとも言えそうです…。
 ともあれ、当面は事務パートの雇用問題が1番です。働く場の確保が何より大切ですからね。効率化も重要ですけど、それもこれも働きやすくなるってことがより重要です。運用の中で問題が起こってくれば、遠慮なしに声をだし、理事会に改善を求めていくって姿勢がまずは必要でしょうね。

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