日別アーカイブ: 2011年7月2日

生協は法律を守る組織だって…それって今も?

 先ごろのある会議で、ある生協の話が出された。とても生協で起きている話とは思えないような話…。他生協のこととはいえ、そこの理事会が今後どのような対応を取るのか注目だ。

 一つは、まぁ、善意から出たものなんだろうけど、こんな話。震災支援のグッズを企画し、組合員に呼びかけた。そこまではよかったのだが、組合員に呼びかけるのだから職員は買って当たり前ということで、何の了承もなく、勝手にその代金を給与天引きし、そのグッズが配られた。この時点で、何かおかしいぞと思えばまだよかったのだが、そこはそれ、生協の職員は“いい人”の集まりだからまだ許せたのかもしれないね…。ところが、業務上の朝礼の場で、そのグッズを身に着けているかどうかの確認がされるようになったらしい。さすがに、なんでそんなことをチェックされなければいけないのか?と疑問に感じてやっと“おかしい!”との声が上がったそうだ。気づくのが遅いんではないの?とは思いつつ、さてさて、これからどうなるんかな??
 こんな話もある。36協定を結んでいない生協もいくつもあるようだ。当然、残業は当たり前のようにやっているらしいのだが。結んでいない理由はそれぞれあるようだが、その中のある理事会は、「そんなもの締結しなくたって問題ない!」と豪語しているらしいのだ。いやぁ、勇気があると言おうか、なんと言おうか、その理事会は、誰かが労基署に駆け込まないことを祈るしかないだろうね。
 まだまだこんな話も。何年か前、経営が厳しくなった折に年間休日を削減してほしいという提案が出され、すったもんだの議論の末、期限付きで合意し、何年後かには元に戻すという協定を締結して決着したらしい。ところが、その期限がきたにもかかわらず、理事会は「この問題は(休日削減で)決着済みだ」と言い出して元に戻してくれないらしい。いったん協定を締結しても、その履行が困難な状況であれば改めてそういう提案がされて、協議を求められているのならまだしも、どうも問答無用で“決着済み”だということらしいのだ。へぇ~、協定文書が存在するにもかかわらずそんな言い分が通用するなら、もう法治国家とは言えないでしょうね。
 そういえば、以前には年休取得の問題で取りざたされた生協もありましたねぇ。そこもまだ未解決らしいですけど…。
 まぁ、いろんな生協があるもんだと、ある意味感心してしまった会議だった。とにかく、今後の動向に注目だ!

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