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今日の「カンブリア宮殿」は…!

 今日放送予定の“カンブリア宮殿”。新聞欄を見ると「社員を大切にすると…段ボール年商4500億、派遣1000人を正社員化で売り上げ増」
 段ボール業界の動向には詳しくないので、売り上げが上がったことの理由が、本当に正社員化であったのかどうか、放送を見る前では想像もできないが、“社員を大切にする”こと…それがモチベーションを引き上げ、そしてそのやりがいが顧客満足に結びつき、売り上げ増と長期的な経営の安定を作り出す…ということは間違いないようだ。どうしても、生協の経営と比較してしまうのだが…さて、うちの職場はどうだろうか…?!

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“組合員・消費者の願い”って何?~労連生協政策委員会~

 11月17日、生協労連の生協政策委員会があった。12月の政策研究集会(ぜひ皆さん参加してね!)にむけての最後の詰めの会議である。この会議に、日生協が現在作成している2020年ビジョンの一次案の原案(同じ日の理事会で一次案が正式に確認される予定で、それに先立っての配布だった)が提示された。
 さて、日生協が作成している2020年ビジョン…、良く出てくる言葉に「組合員・消費者の願いを実現するため」とか、「〜実現したい」っていう表現が出てくる。さて、その「組合員・消費者の願い」って一体なんなんだろう?
 人それぞれだろうとは思うが、その最低限の願いっていうのは、きっとこんな感じではないだろうか。(夫の視点で考えてみる…)

 朝起きる。家族みんなが健康で、そろって朝ごはんを食べる。栄養満点のご飯をゆっくり食べながら、妻や子どもと会話を交わし、子どもは元気に学校へ出かけていく。子どもを見送って、そして私も“今日も頑張るぞ”って思いながら職場へと向かう。
 仕事は誰に対しても誇れる働き甲斐のある仕事で、上司や同僚との関係もすこぶる良好、基本的に残業もなく、夕食までには帰宅できる。賃金は、個々によって多少の違いはあろうけど、家族を養うには事足りている。
 学校はいじめもなく、先生らとの関係も良好で、地域ぐるみで子どもたちを見守る環境が出来ている。勉強に追われることなく、のびのびと勉強や遊びに走り回っている。教育費は大学まで無料で、家計に対する負荷もほとんどない。町内会はもちろんPTAの活動なども活発だ。
 妻は、家にいても仕事に出てもどちらでもよい。万が一の時に自立できるよう職を持っていたほうが安心だとは思うが。要は、それを選択できる経済的余裕があるということだ。
 さて、家に帰れば夕食までには家族が全員そろい、団欒を囲む。そこに並ぶ食材は、もちろん地元や国内で取れた食材だ。生産者の顔が見える安心・安全の食事である。今日一日の出来事の会話を楽しみながら…。
 そして将来の不安もない。夫婦で言えば、老後の生活。年金の不安もなければ、病気になれば気兼ねなく病院へいき、治療費を心配することもなく、最高の医療が受けられる。
 子どもは、いずれ就職する。もちろん自分の夢を追い求めるのも自由である。いずれにしても最低限の生きる権利は保障され、夢破れても最低でもどこかに“正社員”として就職が保障されている。親も安心だ。
 そして、家族そろって休みという日が保障され、“今度の休みにどこか家族で遊びに行こうか”なんて会話が飛び交う。ヨーロッパのような“バカンス”があればもっといいけどね。
 そしてそれは孫やひ孫の代、いや、未来永劫続いていく…
 更に世界に目を向ければ、アフリカや東南アジアなど、貧しい国々を踏みつけにして、いわゆる先進国だけが繁栄すればよいなんて誰も願っていない。世界中のすべての人々が、最低限、先に書いたような1日をおくれるような世界となればいい。
 贅沢は出来なくても、平凡でもいいからせめて普通の生活を…“組合員の願い”って、要はこんな感じなんじゃぁないだろうか。よくよく考えてみれば、これって日本国憲法にほとんどすべて書いてある、人間の基本的な最低の権利として。
 ところが!である。日生協の2020年ビジョン一次案には、こんな社会は“来ない”と書いてある。もちろん、露骨にそう表現されているのではない。「組合員の暮らしは今後10年、ますます厳しくなっていく」んだそうだ。だからそうなっても暮らしていけるように、生協の事業を守り(…というのはコストを抑えてでも生き残っていくという意味だ)、“貧しくなる”組合員のくらしを応援するんだと…。
 現実はそうかもしれない。でも、それが“組合員の願い”か?違うでしょう!だったら、その願いをかなえるために、生協には何が求められているの?ビジョンとは、そういう視点で考えないとダメなんじゃないの?なんとも情けないビジョンである。これでは何の展望も誇りも持てない、人の心に響かない、これじゃぁ労働者だって動かないですよ!
 ちなみに、食の問題ではあっと驚く話も聞いた。国内生産者が大打撃を受けるといわれているTPP問題。日生協は、それには“何も触れない”のが方針なんだそうだ!これじゃぁ、日本の食を真剣に心配している“組合員の願い”に反しはしないか?
 「そんな理想を言ってても食えないじゃないか」とお思いの皆さん、そんなことはありません。実際にあるんですよ!そういう理想を地でいっている企業が。ぜひこの本を読んでみて!
 さて、おかやまの秋闘は妥結提案となった。しかし、それに対してとても厳しい意見も投稿されている。ラースさんの言わんとすることはもっともだ。しかし、日生協ですらこの体たらくである。本気で組合員の願いを実現しようなんて思っていない、いかに生協を生き残らせるかに汲々としているだけとしか私には見えない。そんな生協陣営の実態の中で、おかやまの理事会にだけそれを求めても何だかとてもむなしく、切ないんだよね。おかやまの理事会に、「日生協はなに言ってるんだ!もっとしっかりしろ!」といえる勇気と力量があれば…とは願うんだけど…。

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最近読んだ本…こんな職場(企業)があるなんて!

 生協労連の中央執行委員になって、出張が極端に増えた今日この頃…。ただでさえ、土日の仕事が多い上、更に出張続きということで、嫁さんと子供のご機嫌をとるのに一苦労である。それでも、個人的には出張の行き帰りや電車や飛行機を待つ時間に読書ができるようになった。新聞や雑誌は別として、これまであまり『本』は読まなかった私だが、このふた月ほどですでに3冊、そして今は4冊目の半分あたりを読書中だ…(驚)。読書好きの人から見れば、“そんな程度のペース”でしかないのかもしれないが、私にとっては驚異のペースなのだ。

 まず、最初に読んだ本は、「さよなら、アルマ」という本。戦場に送られた犬とその犬を育てた主人公の話だ。本屋の平台に、「こんなに涙した物語は初めて…」云々といった宣伝文句につられて、つい衝動買いした本だ。宣伝ほど泣けたわけではなかったけど、戦争は犬にまでその人生…いや、犬生に暗い影を落としたのかと改めて感じた一冊だった。
 2冊目は「誰かボクに、食べ物ちょうだい」という本。赤旗に記事として連載されていた取材記事が本になったもの。小学生が道端で見知らぬ大人に「食べ物ちょうだい」と訴えていたという、にわかには信じられないような衝撃の事実。日本の格差社会が子供にどんな影響を与えているかということを鋭くえぐりだした本である。とにかく、日本は異常だとしか言いようがない。必読である!
 3冊目は、「日本でいちばん大切にしたい会社」。この本は、生協職員の皆さんにはもちろん、是非理事会の皆さんに読んでもらいたい。すべての話に賛同できるわけではないけれど、ここに紹介されている会社の姿は、今まで私たち…特に経営者の皆さんが“それが当たり前”とか、“だから仕方がない”とか思っていた概念を完全に打ち破ってくれる。これらの会社で働いている労働者は、本当に幸せなんだろうと思う。
 そして今読んでいるのは、マイケル・サンデルの「これから“正義”の話をしよう」である。そう、あの白熱教室のハーバード大学教授。ちょいとこむつかしいところもあるが、これが結構面白い…とはいっても、実はこの本は2冊目として読み始めたのだが、上記2冊の魅力に負けて後回しになってしまったのだが…。
 まぁ、こんなに短期に読書できたのも出張のおかげか…これをいい機会に、これまでの人生で本を読んでこなかったツケを取り返しにがんばろうと思う。

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あなたはなぜ生協で働くの?生協の現代的存在価値とは?

[ 2010年12月4日 1:00 PM to 2010年12月5日 1:00 PM. ]  生協労連の生協政策委員会がおくる、第3回生協政策研究集会「生協運動の現在と未来を考える集会」。生協で働く意義、生協がこの社会から求められている存在意義とは何か?…もしかしたら、“失われた〇〇”を探しに行くというような感覚?…もう一度、生協で働く意味を考えたいあなたにぴったりの集会です。参加申し込みは労組書記局まで。

日時:12月4〜5日(土日)
会場:東京コーププラザ
参加費は無料、宿泊及び往復交通費は支給します。
詳細はこちら>>第3回生協政策研究集会「生協の現在と未来を考える集会」ご案内

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えっ?!なんじゃ、それ?って思ったこと…

 10月24日の日曜日、総社市内で岡山県母親大会が開催された。実行委員会形式で毎年開催されるこの大会。実行委員会には労組はもちろん、おかやまコープさんも参加している…なのに!

 先日、労組の実行委員からこんな話を聞いた。
「母親大会の宣伝のチラシをおかやまコープの店舗前で宣伝・配布させてほしい」
 …と実行委員会がおかやまコープさんにお願いしたそうだ。実行委員会に参加しているくらいだから、当然ご協力いただけると信じて疑わなかったそうだが、返ってきた返事は、
「許可できない」
????????えっ?なんじゃ、それ??
 理由は定かではない。だれがどういう権限で断ったかも定かではない。しかし、その実行委員さん曰く、
「おかやまコープってどういうとこ(怒)!」
 と他の実行委員さんや参加団体のひんしゅくを買ったことだけは間違いないと…。

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まだまだ知られていないんですねぇ…

 今日、日生協のHPを見ていたら、2020年ビジョンのサイトに岡山で開かれた20年ビジョンに関するワークショップの報告を見つけた。写真を見ると、おかやまコープの仲間も参加していたようだ。それを見ていて、つい最近のある分会の秋闘の職場集会で「労組は10年先、20年先の長期的な生協の展望や政策論議をしないのか?」という意見が出されたことを思い起こした。

 なるほど、ビジョンのワークショップが岡山で開かれていたことなんて全然知らなかったけど、こうした取り組みに参加した仲間にとっては、“労組って権利を主張したり、不満や文句は言うけれど、こんな生協の展望を考えるような議論なんてやってんのか?”なんて風に感じるんでしょうね。
 どっこい、生協労組では、生協労連を中心にしながらビジョンの問題は重要なテーマであるとして、ずぅっと前から議論しているのだ。しかも、日生協が示したビジョンには批判的な立場で。もちろん、それは文句を言うだけというレベルではない。生協のあり方、現代社会から将来ににおける存在意義を議論する中で、日生協の示しているビジョンの案は事足らないという視点からである。
 残念ながら、日生協のHPから読み取れる範囲では、現在論議が呼びかけられている2020年ビジョンに対する批判的かつ建設的、更に議論を深めるような議論がワークショップの中で展開されているようには到底見えない。もちろん私見だが。そこにはまったく欠けている視点があるからである。
 ワークショップでは、10年後の未来において、おそらく抱えているであろう社会的な問題について、生協としてどう事業展開を進め、生き残っていくかという視点での議論しかない。何故そういう問題が10年後にまで残されているのか、そんな問題を将来にまで引きずらないように、あるいはそれまでに解決されるように、今、生協に何が求められているのかなんて視点はまったくない(これも私見だが)。つまり、現状容認型の論議でしかないのだ。“こうしたら支持され、売れる”とか“こうしたら事業の新しい展開ができる”とかいうのは実にお盛んだが…。
   ※組合員参加のワークショップは、ある意味、その論議に限界があるかも知れないので、ここでの批判の対象にはしない。
 生協労連の議論は、まさにこうした日生協に欠けている点にある。生協の理念に掲げられた“自立した市民の協同で~持続可能な社会”を実現するために、現代社会から求められている生協の存在意義とはなんなのかということである。分かりやすくいうと、例えば店舗の価格が劇的に安くなってもそんな社会は実現できないし、宅配事業のリードタイムが現在の1週間から当日や翌日に縮まったとしても、そんな社会は実現できないのである。ならば、生協に求められている存在意義はなんなのか…まさに現代の生協職員にとって最も重要かつ壮大なテーマであると同時に、生協の展望を語る上で避けて通れない問題であると思うのである。
 もう一つだけ加えたい。日生協の2020ビジョンの問題提起の中に、そこに働く労働者の暮らしや働き方、働き甲斐をどう作り出していくのかという提起は、20ある提起のうちたった一つ(論点17)しかない。他に働く者への提起があるかといえば、全然ない。私は、まさにその事実こそが今の生協の思想的弱点であると思えてならないのである。
 これは、あくまで私の私見である。しかし、私の私見も含めて、労働組合はずっと生協の将来を見つめて、その存在意義を問う論議を進めてきている。私は、最初に質問した仲間に逆に聞きたい。こんな…労組のような論議でもいいしワークショップのような論議でもいい…論議がおかやまコープの中でされているんだろうか?本来は、労組よりももっと活発な議論が経営の中にあってしかるべきだと思うのである。

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生協労連生協政策委員会…とその帰りの出来事

 9/10(金)、生協労連事務所(東京)で生協政策委員会がありました。12月4~5日にかけて計画している「第3回生協政策研究集会」(名前が固いので、“生協の展望を考えるシンポ”などの改称を検討中)の具体化を話し合いました。

 今回の会議では、日生協が全国に議論を呼びかけている「2020年ビジョン・20の論点」に対する問題意識の交流をおこないました。ま、みなの意見を一言で言い表すとすれば、「生協に働く労働者への視点が極めて不足、いろんなことを論点として掲げているが、その提起のほぼすべてが現状容認型で他力本願的」ということかな。
 それはともかく、12月最初の土日に計画している研究集会、今の生協のあり方に展望を持てない方、自分の仕事の社会的意義を考えてみたい方、生協自身の存在意義を深めたい方など、たくさんの方に参加して欲しいな。案内は、またアップしたいと思っています。
 さて、その帰りの出来事…。飛行機で出張したんですが、偶然隣り合わせになったのが、某生協の中堅幹部の方。その方がなぜ東京へいたのか、あるいは岡山へ向かうのかはともかく(個人が特定されては困るので)、私は内心、“げぇ、幹部の〇〇さんが隣かよ”と正直げっそりしたのでした。その方は、最初、私に気づかなかったようで、「こんにちは、出張ですか?〇〇さん」と声をかけても、しばらく怪訝そうな顔をして、「どちらさんですか?」って聞いてきました。「おかやまの労組の西崎です」と答えると“あぁ、そうか”みたいな顔して、「やぁ、久しぶり!」ってなことになって、岡山に着くまでずっと仕事の話で盛り上がってしまいました。彼は、空港で少しお酒も入っていたせいか、びっくりするくらい饒舌で、更に驚いたのは彼が感じていた某生協の組織体質の問題について、私たち労組側とほぼ同じ問題意識を持っていて、意外も意外!意気投合したことでした…。こういっちゃ彼に申し訳ないんですが、私は“あなたもその問題をまさに体現していた一人だ(った)よね…”なんて思っていた(なんと!彼自身も「昔は俺もそうだったんだ」と振り返ってました…感心!)モンですから、彼のその変容ぶりにとにかく驚きました…ということなんですが、これ以上詳細に内容を書くと、彼が特定されてしまったり、立場上まずいとも思いますので、これ以上はここでは書けません。もし、内容を聞きたいって方がおられましたら、私がこのことを忘れないうちにどこか飲みに誘ってください。
 いくつか、その方の言葉を借りると「やっぱ、外の世界を見ないとダメだ」「トップの責任でしょう」「あれじゃぁ、何もものをいえなくなるよね」…こんな感じでしょうか。なんとなく、分かっていただけるかな?

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7/26生協労連生協政策委員会

 12月に予定されている第3回生協政策研究集会に向けて、都内で委員会が開かれました。おかやまからは西崎書記長が参加、研究集会の内容について討議に参加しました。現在、日生協では“2020年ビジョン”を作成中。生協労連政策委員会では、日生協のビジョンについて働く者の立場からの検証が必要だとして、研究集会をその契機にしたいと考えています。
生協政策委員会の様子…実は休憩中…
 会議の中で、日生協によるビジョン策定に向けての学習会が開催されたことが報告され、その中でも増収増益を続けている小売スーパーの“成城石井”の代表取締役社長の大久保恒夫氏の講演に注目が集まりました。

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