書記局のつぶやき…(雑感)」カテゴリーアーカイブ

他生協で重大な労働災害が頻発!(ミンチ機械巻き込まれ事故、冷凍庫閉じ込め事故)

 先日、ある生協の店の畜産部門でミンチの機械に腕を巻き込まれるという重大事故と、コープみやざきで冷凍庫に職員が閉じ込められるという重大事故が相次いで発生した。おかやまでも総社東のミンチチョッパーの事故は記憶に新しい(2010年11月)が、その後の2011年12月にはかごしまで今回と同様のミンチの機械の重大事故が発生している。

 実はこれまでにも、08年にはこうち、10年2月にはエフコープ(福岡)でミンチの機械に手や指を巻き込まれる事故が発生している。今振り返れば、この時に安全装置の付いた機械に全部入れ替えさせておけば、おかやまの総社東で起きた事故は防げたかもしれないと思うと、その瞬間は私たち労組自身もそこまでは思い至らなかったのだと反省せねばなるまい。
 そういう意味では、今回の労災事故も教訓的である。2011年12月には、今回とほとんど同様の労災事故がコープかごしまで起きている。かごしまの労組は、その直後からおかやまコープ総社東の取り組みをはじめ、全国の経験や取り組みなどから教訓を引き出し、理事会に対して二度と起こさないがための対策をとらせたのである。もちろん、かごしまの情報は生協労連からも全国に発信され、注意喚起が行われた。
 …にもかかわらず、今回の事故が起こってしまったのである。一体、かごしまの教訓は生かされたのか?ということであり、当該の理事会や私に言わせれば日生協にしてもその責任は大きいと思う。もちろん、そういう意味では労働組合の責任も免れるものではない。
 そしてもう一つの事故が、店舗惣菜部門の冷凍庫に5分間も閉じ込められるという事故である。たった5分とはいっても、マイナス20℃の冷凍庫である。本人は死をも意識したという。他の仲間が、中からの声に気がづいて開けてくれたということらしいが、時間帯が時間帯なら取り返しのつかないことになっていた可能性もある。
 実はこの事故以前にも同様の閉じ込め事故が同じコープみやざきで発生しており、今回が2度目ということだ。同生協では、最初の事故を受けていくつかの対策を講じたそうだが、それさえも十分に徹底されていなかったということである。2度目であるだけに理事会の責任は重大だと思うが、少し気になることがある。当該生協では店長週報で、この重大事故のことが報告されているのだが、そこには“店と労働者を預かる店長と供給マネージャーはもちろん、各部門のマネージャーや部門職員全員にも責任がある”とある。気のせいか、理事会…経営者の責任には一言も触れられていない。書いたのが店長(?)だからかも知れないが、だとすれば当該の生協理事会の責任感の薄さには驚きを感じてしまう。こんな事故を起こしておいて、理事会の文書ではなく、店長の週報の文書で報告されるなんて、普通はありえないと思うのだがどうだろう。
 さて、効率効率と言われ続けている中、絶対におろそかにしてはいけないことが後回しにされてはいないか…、私たちはもう一度そのことを全職場で再確認する必要がある。生協労連は、「日生協がやらないなら…」と、全国の労組および単協理事会に緊急声明及び要請を発することを決めた。その項目は、より安全な機械への切り替え、安全教育とそのOJT、マニュアルの点検、労使での労安の取り組みと安全衛生委員会の設置と開催などである。労働者の安全を第一義に事業を行う責任が理事会にはある。そして、それを果たさせるために、労組の責任としてチェック機能をきちんと果たさなければならない。

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生協が事件を起こすと…

 なぜか、生協さんが事件を起こすと、本サイトのアクセスもぐぐっと増えるみたい…。その事件について、何が書かれるのか少しは注目されてるのかな?だったらうれしいけどな…。

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商品センターのパートの皆さん、長い間、本当にお疲れ様でした…

 長く、共同購入商品のセット作業をしてきた藤田商品センターの冷凍ラインが、今日を最後に閉鎖される。そこで働いていたパートの仲間は、残る冷蔵ラインに異動したり(…とはいっても契約時間は大幅削減)、店舗や仲間づくりなどに職種を変わることになるが、同時に少なくない仲間がこれを機に退職を選択せざる得なかったのも事実だ。
 今日が最後の仕事ということもあって、終業後お別れ会を催した。多くの仲間が駆けつけ、理事会や労組からの感謝のあいさつと職場を去る仲間のごあいさつの中、ささやかな食事で名残を惜しんだ。

 労働組合は、事業連合の元、物流の統一についてはやむを得ないとの立場をとりつつ、雇用の確保と退職条件の獲得に全力を挙げた。交渉の場における職を失うパートの切実な声に、理事会も重い腰を動かし、過去最高の退職割増金(44日分)も勝ち取ることができた。職場の仲間も、その交渉の結果に表向きは納得…というか妥協もしていただいたように思うが、やはり仲間が職場を去らざるを得ないというのは、何ともつらい話である。
 いまさら言っても始まらないのはわかっているが、やはり何とか職場に残る方法はなかったかと思う。ここ1~2年、私自身は坂本光司教授の経営論を学び(といっても本を読んだり、講演を聞く程度だが…)、著書の「日本でいちばん大切にしたい会社」に示されたその経営論では、何があっても絶対にやってはならないこととして“リストラ”があげられている。もっと早くこの本と出会っていたら…、もちろん、そうであっても解決の方法は見つからなかったかもしれないが、何か別の方法もあったかもしれないといまさらながらに思うのだ。そういう意味では、DCのパートの仲間、特に退職せざるを得なかった仲間に対しては本当に申し訳なく思う。
 今日のお別れ会では、それでも多くの仲間が明るく別れを惜しんでいた。ともかく、今ではそれが唯一の慰めである。商品センターができたころからの仲間もいる。本当に長い間、生協のために頑張っていただいてありがとう、そして本当にお疲れ様でした。

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日生協、下請法違反で勧告。過去最高の39億!…に思う

 すでにご存じの方も多いだろう。本日、日生協が公正取引委員会から下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反で、過去最高額となる39億円の是正勧告を受けた。日生協も見解を出し、再発防止に向けた取り組みを強調している。しかし、今回の件は実は未然に防げた問題ではないか、もしくはもっと少ない額の違反で済んだのではないかと思うのである。

 今回日生協が指摘を受けた内容は、実は2011年6月にすでにCSネットが勧告を受けていた内容とほとんど一緒だ。言うまでもないが、CSネットは生協の中四国の事業連合であり、日生協の傘下にある。つまり、この問題は1年以上も前に、CSネットへの勧告で明らかになっていた問題なのである。
 にもかかわらず、今回の日生協の受けた勧告は、2012年6月までのものというではないか。つまり、CSネット勧告後の1年分も含まれているわけである。CSネットが勧告を受けたことを日生協が知らないわけもなく、それどころかその勧告を経て対策をとる必要があると自ら述べていた…にもかかわらず…である。
 そこから考えられるのは、公取の勧告を甘く見て不十分な対策にとどまっていたか、あるいは勧告そのものに内心では反発し、昔からの商習慣だとか取引先には納得してもらっていたなどのいわゆる“高をくくっていた”かである。
 本当のところはどうかわからないが、こうしたニュースを見るたび、いったい生協はどうしてしまったんだ?と思えてしまう。現場では、理念などというきれいごとよりも、それ(組合員のためになどという決まり文句)を傘にきた利益優先、数値絶対の実態…こうした組織体質こそに、今回のような事態を引き起こしてしまった最大の要因があるように思えてならない。
 今はともかく、そうでないことを祈りたい。

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ポチッと投票、第2弾「店舗の正月営業」

[ 2012年9月19日 5:00 PM to 2012年9月30日 5:00 PM. ]  決裂した事案だが、その結果の受け止めは様々だと思うので、ちょっと実験。条件云々はともかく、店舗は1月3日くらいは営業すべきだと思う人は「いいね!」を、いや休むべきだと思う人は「どうよ?」をポチッとよろしく!

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ポチッと投票、第1弾「おかやまコープの組織体質」

[ 2012年9月19日 5:00 PM to 2012年9月30日 5:00 PM. ]  ここに生協組合員と生協職員(=あなた)がいる。ある事件が起きたため、あなたは2つの選択肢から一つを選び、行動しなくてはいけない。一つ目は、これを選択すると生協組合員に多大な不利益を与えるが、あなたは自身は不利益を被らずに済む、二つ目を選択すると生協組合員に不利益は与えないが、あなた自身が多大な不利益を被る。悩んだあなたは、上司に相談した。するとその上司はどう指示したか…?

 あくまで単純化した話だから、複雑に考えてはいけない。一つ目の選択を指示されたと思う方は「いいね!」を、二つ目の選択を指示されたと思う方は「どうよ?」をポチッとよろしく。

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2013年1月3日店舗営業…決裂!

 皆さん、秋闘職場集会、開催できてますでしょうか?キャンペーンでお忙しいと思いますが、よろしくお願いしますね。
 さて、店舗の重点課題、1月3日の営業問題で9/6(木)、労組再要求に対する回答が出され、結果、決裂ということになりました。したがって、2013年1月3日の営業はありません。来週の頭には、労組見解と回答書を店舗の送付しますのでご確認ください。

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生協じゃぁ、やんないのかな…?

 何日か前のローカルニュースで“子ども参観日”のニュースを見た。親の職場を子供が参観するんだそうだ。ベネッセが有名なようだが、岡山県が募集し、いくつかの企業が実施している。「日本でいちばん大切にしたい会社」の中にも、そういう取り組みをしている企業があったように思う。“子どもが親の姿(仕事ぶり)を見る”だけでなく、“部下の家族の顔を知る”ことで、パワハラなどがなくなる効果を持つそうだ。
 まさしく、うちに必要な取り組みのようにも思えるのだが、さて…。

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