最賃引き上げ署名、17000筆を国会へ

3月5~6日の春闘中央行動の時に、全国から仲間が集まって、300名以上の国会議員に最低賃金引き上げの請願署名の紹介議員になって欲しいと要請して回りました。その結果、自民や民主を含む17名が要請に応えて「なってもよい」との返答をもらいましたので、27日に一人当たり1000筆をその議員のところへ届けに行きました。

多くの議員は、快く受け取ってくれ、「景気回復には賃金の引き上げが必要。早速手続きします」などと答えてくれました。ところが、そのうちの一人、山口出身の林芳正議員の部屋へいくと秘書が出てきて開口一番、「そんなこと(紹介議員になること)を了承した覚えはない。大体、うちの先生が最賃引き上げ請願書名の紹介議員になるなどあり得ない」とまで言い放ち、署名の受け取りを拒否しました。

まぁ、せっかく地方から足を運んで請願にきたというのに、断るにしてももう少し対応の使用があっても良さそうなものですが、けんもほろろの対応に唖然とするばかりでした。同じ山口出身の安部首相は、そうは言っても「労働者の“報酬”を引き上げるべき」と述べるに至っているのに、まさに自民の本性をみたという感じでした。

最低賃金の引き上げは、前民主党政権時代に政労使で早期に800円、2020年までには全国の平均で1000円にという合意がなされています。政権は変わっても合意そのものは継続していますが、こんな様子だと簡単に反故にされかねません。まだまだ粘り強い取り組みが必要だと感じた要請行動でした。

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