どういう雇用形態であろうと、同じ生協の仕事に従事しているのであれば、その仕事のやりがいや誇りは多少の差はあっても同じだと思うのだ。しかし、現実にはこういうことが起こる。こうした現実にさらされている(委託の)仲間に対し、生協の経営はなんと感じているのだろう…?
『コープ共済の加入受け付けや商品の宣伝・普及に関する実務などは、生協が進めている配達の委託化に伴うその委託社員自身が行うことはできないことになっている。根拠法は生協法と金融庁の保険会社向けの指針に基づくそうだが、この問題で改めて厚労省から違反しているのではないか…つまり、委託社員に勧誘をさせているのではないかと指摘を受けたのだそうだ。そのきっかけとなったのが、2011年11月号の“CO-OP navi”の記事。コープ共済連は現在、共済推進に向けた適正な新ルールの徹底を各生協に発信している。
その記事とは、富士フィルム生協の委託会社の仲間が共済加入の課題で目覚ましい成果を上げているというもの。法律の問題を除けば、記事そのものはとてもいい記事で、共済加入してくれた組合員の感謝の気持ちに応えようとする委託社員の様子が捉えられ、それが仕事の励みになっていると。』
さて、私が気になるのは、今回の新ルールの徹底によって、共済のお勧めに頑張っていたこの委託社員(もちろん、この人だけではない)の気持ちを、委託元の生協はどう考えているのだろうかということ。もちろん、「じゃぁ」と言って正規職員に切り替えて今迄通り共済を頑張れってなるわけでもなし、結局「勧誘しちゃダメだ」ってことになるんだろうな。そしてこの仲間の、せっかくのモチベーションややりがいも奪っていく…なんだか変な組織だ、生協というところは。
古株の職員が、「委託が頑張ってくれるからいいだろ」って言ってたって話を聞いた事があります。
正直がっかりしました、同じ仕事してるのに…。ねぇ?
本当なら、そいつは生協から去るべきです。
先日の下請法の問題もそうだけど、一般企業と同じように法律の抜け穴を探して?法律の解釈が違いましたみたいなコメントをするのではなく、協同組合としてどうあるべきかみたいなところから発想して欲しい。
おっしゃる通り!