日別アーカイブ: 2012年10月5日

パート部会総会フィールドワークin宮城

 9月29~30日と生協労連パート部会総会が宮城県松島で行なわれました。今回は分科会を全てフィールドワークとし、参加者180名は5台のバスに分乗して宮城県の被災地を巡り、仮設住宅を訪問しました。
 東北の仲間の現状を見て欲しい知って欲しいという声と、知ることから始めようという思いから始まったことです。台風の影響もあり、天候が心配されましたが29日は暑いくらいでした。3号車では元市議の福島さんが窓から見える風景をガイドしてくれました。仮設住宅も請け負った会社によって外観や断熱などに差があることや、高台の住宅地も地盤被害があることなどの説明を受けました。
 荒浜までの道中、見渡す限りの荒れ野の中に壊れた家が点在する地域が思ったよりもずっと広いことに驚きました。荒川地区では「荒川再生を願う会」の木田さんが、危険区域になって住めなくなってしまった。ここで暮したい、ここで生活したい、移転か今の場所か選択できるようにして欲しいと訴えました。佐藤さんは全てを無くしたけど命があるのが有り難い。みなさんも津波が来たらどこに逃げるか家族で3ルート位は話あって決めておいてくださいと私達のことを気遣ってくれる言葉に胸を打たれました。私達はさっそく缶バッジを購入し、署名に協力しました。
 仮設住宅訪問は3号車は3箇所に分かれて訪問しました。バスの中で、なんて声をかけたらいいだろうか、話を聞かせてくれるのだろうかと不安でした。2人1組でのお宅訪問は、1軒目は「生協で働くパートの仲間です」と言ったとたんに「結構です」と言われました。う~む、生協の勧誘だと思われたのかも・・・ 2軒目はすぐに出てきてくれましたが「何かお困りのことはありませんか」というと「そういうことは私は分からないから」と警戒された様子でした。しかし「荒浜に行ってきたんですよ」というと「私は荒浜に住んでいたのよ」と色々話を聞かせてくれました。住めるもんなら帰りたいという言葉が心に残りました。わずかな時間でしたが宮城での出会と経験を通して、これからの東北支援活動に生かしていきたいと思います。
 

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