日別アーカイブ: 2010年12月27日

コープ大福に自衛官募集のポスターが貼られていた件について

副委員長 村上修一
 コープ大福に自衛官募集のポスターが貼られていた件について、多様な意見を頂いています。一部に趣旨を誤解されていると思われる意見もありますので、経過報告も含めてわたし達の立場をご報告させていただきます。
 11月30日に、ある打合せ会議で「大福の職員は自衛官募集のポスターが貼っていることに違和感を感じないのだろうか」「指摘してもピンと来ない顔で、はがそうとしない」という話を聞きびっくりしました。この場にいた書記局の1人が、その日のうちにポスターが貼ってあるのを確認し、投稿をアップしました。
 12月3日に理事会窓口から連絡をいただきました。理事会の調査では、コープ大福では12月1日にポスターに気がつき、はがしたところまもなく自衛官の方がはがしたポスターを回収しにこられたそうです。コープ大福ではポスターを貼るには、店長か副店長の許可がいるそうです。しかし、どちらも許可した覚えがないそうです。受付台帳も紛失して、分からないようになっているそうです。自衛官募集ポスターを見つけた人に話を聞くと、10月25日に発見して、職員に指摘をしたそうです。
 この問題に対するわたし達の基本的立場は、以下とおりです。わたしたちは大会や中央執行委員会で、幾度となく「憲法を守る」「9条を守る」ことを確認してきました。自衛隊は明らかに「戦力」であり、憲法違反、9条違反の組織です。このことについては理事会も同様な考え方だと思っています。当然、平和を願う生協にとって、このポスターを貼ることなどあってはならない事態です。たとえ理事会が自衛隊を憲法違反と考えていなくても、組合員は多様な考え方があるので、ポスターを貼ることはあっは、ならないことです。しかし、事実は自衛官募集のポスターは貼られており、少なくとも第一発見者が指摘した後、1ヶ月以上貼られていたことです。問題は誰が許可して貼られたのかということと、少なくても1ヶ月以上、何故貼りつづけられたのかということです。もし組織的にこうした平和問題に鈍感になっているなら重大問題です。
 「平和」をめぐる状況は、激しいせめぎあいになっています。平和を標榜する組織が自衛官募集のポスターを貼り、貼り続けていると言うことが示す事実は重大なことです。このことに敏感でなければなりません。これは、ポスターをはがしたとたん、自衛官が回収に来た事実を見ても明らかです。少なくとも、毎日点検をかけていたと考えられます。相手側のほうが、はるかに敏感なのです。
 こうしたわたし達の「生協」という組織、「労組」という組織が持つ弱点を、明らかにして鍛えなおしていくことが必要です。こうした立場からの今回の指摘であることをあらためて表明します。
 同時に、今回の件について労理関係からいくつかのミスを書記局として犯していることも明らかです。第一は、アップする前に理事会にポスターの件について指摘をするべきであったということです。こうした順番は労理の信頼関係の基盤なので理事会に謝罪もしたい。第二に文章の表現問題です。個人と組織が混合された表現になっている点です。少なくとも、労組の公式ホームページに沿った表現とすべきでした。第三に、今回の問題に関係のない、消費税などの署名などと絡めて論じたことです。このため、肝心な問題がうすれ、生協の運動などを揶揄したように印象付けたことです。こうした点をきちんとうけとめて今後、投稿していきたいと考えていきます。
 
 
 
 

カテゴリー: 活動日誌 | タグ: | コメントする
(0) (0) (6)