定時職員部会」カテゴリーアーカイブ

昨日の店舗会議にて、不思議に思ったこと…

 店舗会議とは、店舗に関連する問題を労理で協議する定例の会議である。10/30にその会議がもたれ、主な議題は「店舗パートの採用時給の提案」問題だった。おかやまコープでパートを採用する場合は、基本的に768円が初任時給となる。しかし、店舗の仕事でのこの時給は見栄えが低すぎて応募がなく、欠員が埋まらず、現場が大変…、だから夏冬の一時金を時給に組み込み、時給の額そのものを高く見せて募集したいという提案である。

 すでに、数年前から水産と畜産のパート募集については、768円(一時金・退職金有、定昇10円20年間)ではなく900円(一時金・退職金なし、定昇5円5年間、3年以内なら768円体系への変更可)の時給で募集することに合意しているが、今回の提案は農産、デイリー、グロッサリー、サービスの部門でも同じようにしたいというものだ(ただし、金額は異なる)。
 応募がなく欠員が埋まらないなら、そりゃあ現場は大変だ。労組としては、異なる賃金体系をこれ以上導入することには必ずしも賛成ではないが、現場の実態も考慮する必要があると提案について検討を始めた…。ところが、そこで出てきた意見は、「いや、応募は来てるよ。なぜだか知らないが断っている」…というのだ。
 あれ?提案の理由が実態と違うじゃない!見栄えが悪くて応募がないんじゃなかったっけ?応募があるなら、提案の根拠そのものが崩れてしまうではないか!
 そこで、店舗会議で聞いてみた。
「現場からは応募はあると。だけど断っていると。それが事実なら、時給の見栄えが悪くて応募がないというのは事実と違うということになるけど?」
 すると、何だか色々言ってました…、以下のようなこと。
「いや、最近は応募は来ている。でも、以前は来ていなかった」…とか、
「土日は休みたいとか、仕事がきつそうとか、それで断られる」…とか、
「年齢が高すぎて…というのもあるかもしれない」…とか、
「採用面接のときに、『その時給では…』と言われて折り合わないこともある」…とか…。
 普通の人なら もうわかっただろう。そのいずれもが、時給の見栄えとは全く関係のない話なのである。4番目の話も、「その仕事の内容なら、その時給では見合わない」というだけであって、あくまで折り合えない理由は「仕事の内容」であるし、少なくとも「応募がない」という理由には当てはまらない。
 それをあくまで“見栄え”の問題にこじつけようとする理事会…。なんだか、日本語の通じない相手とやり取りをしているようで、あきれてしまったわけ。挙句の果てには、「採用面接のときに時給額を聞いて断る人もいる」なんてことも言っていたが、だいたい仕事を探している人が、その賃金(時給)を知らずに会社に来て面接を受けるなんてことがあるとでも思っているのだろうか?どうも、自分の論理が矛盾していることに気が付いていないような感じなんですよね…。
 このやり取りを通じて、個人的に思ったことがある。そもそも理事会の提案に、科学的なというか客観的なというか、そういう根拠があるのだろうかということ。何だか、一番手っ取り早いこと…この採用ができないという問題では「時給の見栄えが悪い」ということ…を理由にこじつけて、それで解決できると思い込んでいるような…。それは逆に、本当の原因を分析するということができない組織になっているのではないかと。だって、提案はいわゆる専務名で出されるわけで、組織…つまりは理事会がそれ(提案理由)を認めて提案するわけでしょう。起案者だけの問題ではないと感じるんですよね。まぁ、そうでなければいいんですけど。

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パート部会総会フィールドワークin宮城

 9月29~30日と生協労連パート部会総会が宮城県松島で行なわれました。今回は分科会を全てフィールドワークとし、参加者180名は5台のバスに分乗して宮城県の被災地を巡り、仮設住宅を訪問しました。
 東北の仲間の現状を見て欲しい知って欲しいという声と、知ることから始めようという思いから始まったことです。台風の影響もあり、天候が心配されましたが29日は暑いくらいでした。3号車では元市議の福島さんが窓から見える風景をガイドしてくれました。仮設住宅も請け負った会社によって外観や断熱などに差があることや、高台の住宅地も地盤被害があることなどの説明を受けました。
 荒浜までの道中、見渡す限りの荒れ野の中に壊れた家が点在する地域が思ったよりもずっと広いことに驚きました。荒川地区では「荒川再生を願う会」の木田さんが、危険区域になって住めなくなってしまった。ここで暮したい、ここで生活したい、移転か今の場所か選択できるようにして欲しいと訴えました。佐藤さんは全てを無くしたけど命があるのが有り難い。みなさんも津波が来たらどこに逃げるか家族で3ルート位は話あって決めておいてくださいと私達のことを気遣ってくれる言葉に胸を打たれました。私達はさっそく缶バッジを購入し、署名に協力しました。
 仮設住宅訪問は3号車は3箇所に分かれて訪問しました。バスの中で、なんて声をかけたらいいだろうか、話を聞かせてくれるのだろうかと不安でした。2人1組でのお宅訪問は、1軒目は「生協で働くパートの仲間です」と言ったとたんに「結構です」と言われました。う~む、生協の勧誘だと思われたのかも・・・ 2軒目はすぐに出てきてくれましたが「何かお困りのことはありませんか」というと「そういうことは私は分からないから」と警戒された様子でした。しかし「荒浜に行ってきたんですよ」というと「私は荒浜に住んでいたのよ」と色々話を聞かせてくれました。住めるもんなら帰りたいという言葉が心に残りました。わずかな時間でしたが宮城での出会と経験を通して、これからの東北支援活動に生かしていきたいと思います。
 

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商品センターのパートの皆さん、長い間、本当にお疲れ様でした…

 長く、共同購入商品のセット作業をしてきた藤田商品センターの冷凍ラインが、今日を最後に閉鎖される。そこで働いていたパートの仲間は、残る冷蔵ラインに異動したり(…とはいっても契約時間は大幅削減)、店舗や仲間づくりなどに職種を変わることになるが、同時に少なくない仲間がこれを機に退職を選択せざる得なかったのも事実だ。
 今日が最後の仕事ということもあって、終業後お別れ会を催した。多くの仲間が駆けつけ、理事会や労組からの感謝のあいさつと職場を去る仲間のごあいさつの中、ささやかな食事で名残を惜しんだ。

 労働組合は、事業連合の元、物流の統一についてはやむを得ないとの立場をとりつつ、雇用の確保と退職条件の獲得に全力を挙げた。交渉の場における職を失うパートの切実な声に、理事会も重い腰を動かし、過去最高の退職割増金(44日分)も勝ち取ることができた。職場の仲間も、その交渉の結果に表向きは納得…というか妥協もしていただいたように思うが、やはり仲間が職場を去らざるを得ないというのは、何ともつらい話である。
 いまさら言っても始まらないのはわかっているが、やはり何とか職場に残る方法はなかったかと思う。ここ1~2年、私自身は坂本光司教授の経営論を学び(といっても本を読んだり、講演を聞く程度だが…)、著書の「日本でいちばん大切にしたい会社」に示されたその経営論では、何があっても絶対にやってはならないこととして“リストラ”があげられている。もっと早くこの本と出会っていたら…、もちろん、そうであっても解決の方法は見つからなかったかもしれないが、何か別の方法もあったかもしれないといまさらながらに思うのだ。そういう意味では、DCのパートの仲間、特に退職せざるを得なかった仲間に対しては本当に申し訳なく思う。
 今日のお別れ会では、それでも多くの仲間が明るく別れを惜しんでいた。ともかく、今ではそれが唯一の慰めである。商品センターができたころからの仲間もいる。本当に長い間、生協のために頑張っていただいてありがとう、そして本当にお疲れ様でした。

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辞めざるを得ないのは…誰のせい?

 28日16時、藤田本部休憩室で尾道冷凍物流センターの稼働にとなって発生する商品センター(DC)パートの処遇に関する交渉が行われた。労組側の要求に対する回答の説明交渉だったが、長年頑張ってきたパートに対する回答にしては…ねぇ。

 今回、その対象となるパートとアルバイトは約180名に及ぶ。理事会は、冷蔵集品作業で70名余りの雇用を確保(ただし、契約時間は週16hと大幅に短縮)し、それ以外では近隣事業所での仲間づくり業務を中心とする職種異動で契約時間(雇用)を保障したいとしている。しかし、全員が契約時間保障を求めて仲間づくりへの異動を希望しても、全員の雇用が保障されているわけではない。つまり、辞めざるを得ない人が出るということだ。
 しかし、理事会の回答は退職割増も過去の事例と同等、勤続表彰やリフレッシュ休暇の取得も原則通りという、いわば型どおりの回答だった。確かに、通常時なら例外的な取り扱いを行う必要はないことだ。しかし、今回退職をせざるを得ないことになりそうな仲間は、“経営の都合による”商品センター縮小さえなかったらずっと働き続けていただろう人たちだ。つまり、この異常時を作り出したのは理事会の側であり、DCのパートには何の責任もない。理事会自身がそういう状況を作っておいて、“例外的な扱いを行う理由はない”というのは、あまりに冷たくないか?
 私は、過去との整合性が取れなかったとしても、今、働いている仲間を何よりも大切に思う心があるなら、(ない袖は振れないとしても)例外的扱いをすることは経営自身の判断でやるべきだろうと思う。そのことが残った人たちの経営に対する信頼感や生協に対するロイヤリティ(帰属意識)を高めることになるのだと思うのだ。
 交渉はまだこれからだ。アルバイトの扱いに関する回答も冷たいものと言わざるを得ない。私たちの要求がすべて実現できるかどうかはわからないが、せめて辞めていかざるを得ない仲間が、「最後は理事会は私たちによくしてくれた」と思えるような中身にしていきたいと思う。

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はたして、これは“上からの上意下達型の運動”なのでしょうか?…と、お詫びがてら…

 素晴らしい!コープかごしまの理事会と労働組合が共同して、消費税増税反対のトラックデモ(約60台)が実施された。同時に繁華街での署名宣伝行動もあって、1時間の取り組みで250筆以上を集めたという。そういえば昔、売上税や大型間接税が導入されようとした時、おかやまコープ(当時は岡山市民生協だったかな?)でもトラックに“増税反対!”の横断幕を付けて走ったっけ…。

 鹿児島のすごいところは“労理共同”ってこと。今のおかやまでは考えられないですね。今春闘の回答によれば、“以前のそういう運動は『組合員発』ではなく、生協側が決めて進めた『上からの上意下達型』の運動だった”そうですから、このコープかごしまの取り組みは、彼らの目にはどのように映るんでしょう…?やっぱり“生協側の思いだけの運動”とか“自己満足”とか言うんでしょうか…。
 さて、この映像、実は一昨日から昨日(6/2~3)にかけて岡山で開催された非正規労働者全国交流会の夜の夕食交流会で放映するはずだったのです…、が、いやはやもう何とも、私の口からはもうお詫びすることしかできないのですが、150名もの参加だった夕食交流会、そのメインとなるはずのバイキング形式だった料理の出が遅く、大行列だけならまだしも、ほとんど何も口にできないという人まで出てしまいました。なので、その大混乱の状況の中で、映像を流すなんていう余裕はまったく無かったわけです。わざわざ遠くから岡山までおいでいただいたのに、そのような事態となってしまって、誠に申し訳ありませんでした。司会をしていた私も、何とか場が和むように懸命に努力したつもりだったのですが、それが逆に開き直っていると受け止めた方もいたようで、もし、気分を害された方がいらっしゃいましたら改めてお詫びしたいと思います。
 そういうわけで、コープかごしまのトラックデモ映像をここでご紹介します!皆さん、全国の仲間に広げてくださいね!コープかごしまのYOU TUBEチャンネルはこちら。

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生協労連中四国地連パート部会学習交流会

 5月12日(土)オルガ5Fにて7単組38名の参加で“中四国地連パート部会学習交流会”を実施しました。今回の学習講演は野田首相が政治生命を掛けているという「税と社会保障の一体改革」の重要な部分である“年金”にスポットを当て、とりあえず何も知らないでは何も言えないということで第1歩の学習会にしました。

 講師は岡山年金者組合岡山県本部副委員長、岡山支部委員長の近藤劭(こんどうすすむ)さん(写真)にお願いしました。今の年金制度は25年かけなければ1円も貰えないし、加入を義務づけておきながら貰う時は申請をしないと貰えない。25年に1日でも足りなかったら1円も貰えない。など基本的なことから教わりました。
 そして、日本の年金制度は男女差が大きく、女性は基礎年金しかない人が多い。厚生年金でも平均で大きく男性を下回っています。雇用の条件や賃金などの男女不平等が年金になって現れる等ここでも男女格差があることを知りました。そして、無年金者に対して健康で文化的な生活を保障している憲法に違反しないのか。年金を掛けてなくてももらえる最低保障年金制度の確立を求めていかなければならないと強くおっしゃっていました。
今まで無関心でいた年金制度を少し知るだけで、心もとない老後に不安が増すと共に労働組合の最賃1000円の運動が将来の年金の額にまで繋がっていることも感じて、士気も上がりました。
午後は3つの分散会に分かれて交流を深めました。他県の状況が分かって良かった、職場は違っても同じ悩みがあるんだ、県別の賃金格差にあぜんとした等々の感想をもらい、それぞれの分散会で有意義な交流が出来たと思います。
今回はやまぐちのサービスセンターの仲間が2名初めて参加してくれました。ひろしまが行事の都合で参加が無かったのが残念でしたが、中四国の仲間が集える場をもっと増やしていきたいと考えています。

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第20回 非正規ではたらくなかまの全国交流集会 in 岡山

[ 2012年6月2日 1:00 PM to 2012年6月3日 12:00 PM. ]  岡山で開催される全国レベルの交流会。全国の仲間が岡山に結集します。労働者の中でも最も立場が弱く、未権利の状態に置かれている非正規労働者。彼らの処遇改善無くして労働者全体の地位や権利の向上はありえません。比較的守られていると安心している正規労働者らは、彼らの犠牲の上に自分たちの身分があるのだということを今こそ自覚すべきです!岡山での全国集会、地元から多数の参加で大きく成功させましょう!
 詳細はこちら>>全国交流会案内(中執・セパ分会長は必ず参加を!)

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2012年部会春闘学習交流会をしました。

2月18日(土)10時~15時まで藤田本部にてパート部会による「新春・2012春闘学習交流会」を開催しました。(参加者22名)
はじめに春闘回答受取を前に高木部会事務局長より獲得目標の再確認がありました。その後、生協労連 副委員長の北口 明代さんを講師に迎えて「正規・非正規、男・女の均等待遇の実現のために 最低賃金の大幅引き上げと実行あるパート法の改定を!」という内容で学習会を行いました。

非正規労働者がなぜここまで増えたか、世界の中で異常な賃下げの日本等パワーポイントと資料を使いながらの話は分かり易く、パートタイム労働者数は?などとクイズをはさみながら飽きさせない工夫に皆真剣に学習する姿がみられました。
パート法の成り立ちや課題、ILOから是正勧告が相次ぐ国際基準に程遠い日本の実態など、ため息の出る現実に参加者からの感想として「同一価値労働同一賃金の話を聞くと、配送や本部などは同じ仕事をしていると思う」「店は同じ仕事をしている正規がいなくなっている」「最低賃金1000円には程遠いのでこれからも頑張って働きかけていきたい」等寄せられました。
全体交流会では日頃聞く事の無い他部門のパートの実態をざっくばらんに語ってもらいました。日頃分からない他センターの様子が聞けて良かった。これからも交流出来る場が欲しいという声が出たり、シッパーの話題が出た時は生鮮部門とセンターとでシッパーのヨゴレについての情報交換ができました。
交流することの大切さを改めて感じることの出来た学習交流会となりました。

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