原発問題、中国電力も島根原発を保有、山口にも…

 福島原発の事故は、深刻度を増すばかりだ。政府や東電は「直ちに健康に被害を与えるものではない」と言うが、こんなサイトを見つけた。中部大学の武田邦彦教授のブログだ。経歴(内閣府の原子力委員会委員など)では、政府側の御用学者のようにも見えるが、そこに書かれてある内容は結構衝撃的だ。これを読むと、政府や東電発表の情報よりも事態はより一層深刻だという風にも思える。但し、武田教授をWikipediaで検索すると、地球温暖化問題では相当ゆがんだ主張をされている人でもあるようだ。そういう人の言うことだから、単純に鵜呑みすることはできないが、しかし、内部被曝問題や累積被曝線量の問題など、政府や東電発表はもちろん、マスコミでさえ取り扱わない視点に対する指摘はちょっと興味深い。知識の一つとして読んでみておくのもいいかもしれない。

 さて、岡山県には原発はない。しかし岡山県に電力を供給している中国電力は、島根原発を保有し、山口県にも新規の原発を建設中(今は工事中断)だ。そのうち島根は例のプルサーマル運転を予定している。また、島根原発の地下深くには活断層があることもわかっている。

 福島の出来事は、やはり他人ごとではない。今後のエネルギー政策をどうするかの議論が、全国民的な規模で必要となっている。

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原発問題、中国電力も島根原発を保有、山口にも… への9件のフィードバック

  1. 装甲擲弾兵 のコメント:

     「バカも休み休み…」という言葉がありますが、「今回の震災で自衛隊の存在意義を改めて痛感した」のか理解に苦しみます。まして「今回の自衛隊の活動に敬意を表して、再度自衛官募集チラシ(ポスターの間違い?)を掲載しましょう」とは、何をかいわんや…です。そのようにお考えなら、予備自衛官というという制度もありますし、まず投稿者自身が自衛隊に入隊されてはいかがでしょう!
     もちろん、災害派遣された自衛隊員の諸君の奮闘は敬意を表すに値すると思います。しかし、それと自衛隊の本来的に持っている反憲法的な性格とは別の問題です。災害派遣での「自衛隊の活躍」は「自衛隊の存在意義」を知らしめたというよりも、広域災害や大災害の救援や救助の組織が必要であることを明らかにしたということではないでしょうか。それは第1義的には消防職員であり警察職員などではないでしょうか。問題はそれらの人々が不足していることにこそあるのではないでしょうか、投稿者はその点に意図的に目をつむっているのでしょうか?
     今回の災害では、アメリカ軍も「トモダチ作戦」で力を発揮しました。松島空港と仙台空港の復旧は嘉手納の第353特殊作戦群の活躍によるものだそうです。投稿者の論理では、「今回の震災で安保条約と米軍の存在意義を改めて痛感した」ことになるのでしょうか?沖縄の人はなんと思うでしょうか?
     兵の本分は「敵兵力の撃滅」です。それは少なからず「敵」ではあっても「人を殺すこと」です。日本のような狭い国土で住民を巻き込まずに軍事的な防衛を行うことは不可能に近い。多くの住民を戦闘に巻き込んで…。小官は考えるべきことは多いと思いますが…。もう一度クラウゼヴィッツを読み返すことをお勧めしたい。

    • 「内部留保の大切さを改めて痛感しました」てことは、、、 のコメント:

       日本の国防はどーあるべきでしょうか?軍事の専門的なことはわかりませんが日本の国土は米軍に頼らず日本人で守るべきでは?
       100年に1回あるかないかの災害のために消防・警察を10万人も増やせないでしょう。有事のための自衛隊を増強するべきです(予備自衛官になるにしても年齢制限があるので難しい)。そして米軍には日本の国土からは出ていってもらいましょう。

      • nishizaki のコメント:

         やっぱり、憲法の内容を質的に厳格に守っていくということが最高の国防ということになるのではないでしょうか。まぁ、これから先…ずいぶん先にはなるでしょうけど、“国”という概念そのものがいずれ消滅するとは思いますけど…。

  2. 「内部留保の大切さを改めて痛感しました」てことは、、、 のコメント:

     この原発事故でも「最悪の事態を想定した対策」ができていないという論調がよくある。最悪を考えたらキリがないが、ある程度の備えは必要で5年も前に共産党の議員が国会で今回のような事故の危険性を指摘していたということだが国も東電も「安全」だったんでしょう。日本の原発は安全だということへの過信とそうやってずっと公言してきたことで、もう洗脳状態になっていたのではないでしょうか?      「安全」と唱えていても安全になるわけでない。「平和」と唱えても戦争は起こる可能性はある。何の備えも無く国民の生命・財産を守ることはできない。
     今回の震災で自衛隊の存在意義を改めて痛感したと思います。有事とは戦争状態だけでなくこいう大災害のことも指すんです。憲法違反といって自衛隊を廃止なんて主張は毎度危機管理ができていない政府と同じです。                TPPが「いのち」に関わる問題ならば自衛隊も同じです。
     今回の自衛隊の活動に敬意を表明し、再度自衛官募集チラシを掲載しましょう。

  3. 「内部留保の大切さを改めて痛感しました」てことは、、、 のコメント:

    武田邦彦がまともな学者でないなんて誰が決めることができるんでしょうか?氏は自信の主義・主張を展開しているだけで全てが間違っているなんてことはないはずです。企業や国に飼われている学者よりよっぽど信用できるんではないでしょうか?ウィキペディアも真実ではないことが多いです。
    地球温暖化=CO2主犯説に乗じた原発推進もこれで頓挫です。電力会社が原発を造りたかったのはCO2削減なんてことではなく、資源がないということもありますが要は発電コストが火力の半分以下で「儲かりますわ~」てことなんでしょう。

    • ハイサイおじさん のコメント:

      武田邦彦の言ってることがすべて間違っているなんて言いませんし、ウィキペディアに書いてあることがすべて正しいなんて言いません。
      「企業や国に飼われている学者」が信用できるとは思いませんが、マスメディアに頻繁に登場する学者が「ひもつき」でないなんて考えるのは能天気過ぎませんか。

  4. ハイサイおじさん のコメント:

    武田邦彦ってまともな学者ではないでしょう。こんな先生の言説を取り上げるとHPの信憑性を疑われますよ。
    ちなみに伊方は四国電力です。

    • nishizaki のコメント:

      へ~、そうなんですか…ということで調べてみたら、確かに地球温暖化問題や環境問題について、私たちとは真逆の主張…というか、相当ゆがんだ主張をされているようですね。そうした部分を相当加味して見なければいけないようです。その点を加味して記事を修正しました。
      ただ、こうした人の主張でも、政府や東電の発表が、それこそ“信憑性”…というか、信頼性に欠け(その理由は、科学的根拠というより、住民の命を最優先にしている態度ととても思えないというところから発生している)ていること自体が大問題なんだと思いますけどねぇ。

      • ハイサイおじさん のコメント:

        東電や政府発表は、原発は安全だというウソを糊塗するためにウソの上塗りをしている感じですよね。
        原発は危険だという前提に立って、最初から最悪の事態を想定すべきだったのだと思います。
        私は必ずしも(この期に及んでも)原発反対ではありません。でも情報公開は決定的に遅れていると思います。危険性と有用性をきちんと示して国民的な論議がされることが必要でしょう。

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