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出ましたね、サービス残業根絶宣言

 秋闘回答に先立って、『サービス残業根絶宣言』が専務通達として出されましたね。今開催している生協労連の会議(中執会議)でも高く評価されていました…。こうしたサービス残業問題で宣言を出す理事会は、全国でも希少なそうで、出すだけでも立派だというんですが…。

 確かに、理事会が宣言として出すことは立派な行為だし、そこに書いてることは間違ってはいない。もちろん、労組も人事制度の交渉に絡んでサービス残業は根絶をしなければいけないと、最低でも専務通達ぐらいは出すべきだと要求してきましたから、評価はしているんですよ。この宣言を活用して、サービス残業が無くなればそれに越したことは無いですし、そうしていかなければいけないと思ってはいるんです。
 なんだけど、文書を読むとどうも違和感を感じるんですよね、個人的に。一言で言えば、とても“上から目線”なんですよ。もちろん経営者だからといわれれば、そうかもしれないんですけど、サービス残業をやっているのは一般の職員だけなんでしょうか?幹部はしてないの?今役員や幹部をやってる人達は、過去そういうことをやってなかったの?ってこと。
 今回の文書には、経営としての責任…、つまりサービス残業が蔓延するような職場環境、あるいはそれを“必要悪”だといってはばからないような組織体質、あるいは幹部自らがサービス残業をしていたり…と、そういうことに対する覚悟っていうか、責任っていうものが伝わってこないんですよね。本来なら、「そういう職場運営をしてしまってごめんなさい」、「こんな組織体質にしてしまったことを猛省します」とか、「自らの襟を正して、まずは幹部が率先してサービス残業を根絶します」とか、そういう話があって初めて「だから皆さんも絶対にしない・させない・認めないを徹底してください」ってことなんじゃぁないのかなぁ。
 それにまぁ、宣言の内容は間違ってはいないんだけど、私なら上記のような話を書いた上で、更に「残業した分についてはすべてに手当を支給します」ということを宣言しますね。その上で、「だから、皆さん、長い残業を少しでも短く出来るようにみんなで知恵を絞りましょう」と呼びかけます。
 まぁ、せっかくの通達ですから、これを活用しないては無いんですが、「サービス残業をやったら処分するぞ!」では、“それでがんばろう”とまでには繋がらないような気がするんですよね。もちろん、それでも法律違反の状態よりはマシなんでしょうけど…。活用の仕方に工夫が必要でしょうかねぇ…。 

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効率重視??肝心要のコース編成の実態は?

 先日の書記局会議で秋闘の議論を行った。その時に話題となったのがこれ。実のところ、どうなってるんでしょうか?坂本委員長はよく「今自分が配達した家の隣の隣くらいの家に別のトラックが配達に来て、ふと前を見るとまた別のトラックが横切っていく…」てな感じで表現していましたが…、さて、センターのコース編成の実態は…???

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キャンペーンって、どうしてる?

 掲示板に、キャンペーンに備えて加入を「留める」とか「キャ期間に入るまで待ってもらう」とかいった投稿が相次いでます。実は、先日の第1回中執でも、「〇〇さんはすでに加入5を確保している」とか、「7月中にとってきた加入をまだ隠している」とかいう話がまことしやかにされていました。生協にとっても、そのご本人にとってもマイナスでしかないと思うのですが、実のところ、皆さんの職場ではどうしていますか?
 「そんなのは当然だ!そうでもしないと目標が達成できない」とばかり、自らキャンペーンに備えて加入を溜めているって人は“イイネ!”の赤丸を、「ダメだとはわかっているが…、そうしろと指示されて仕方なく…」溜めている人は“静観・・”の茶丸を、「いや、そんなことはすべきでないし、実際にしてもいない」って人は“どうよ?”の青丸をクリックしてみて。
 あくまで、“試し”の投票です。この結果いかんでどうこうするつもりはありませんので、お気軽にどうぞ!

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この話って、餃子事件に通ずるような気がして…(オルグ続報)

 11月16日の尾道物流センターで、労働組合への加入説明をしているときに聞いた話。
(尚、この日1日で100名を超える仲間が労組に加入しました!)
 ある労働者のAさんが、私にこう質問してきました。
Aさん:「あのぉ、缶がつぶれた缶詰とか、つぶれた袋ラーメンとか、そんな商品があったら、どうすべきなんでしょうか?」

当然、私は「そりゃ、破損品として処理すべきなんじゃないでしょうか」と答えました。すると、
Aさん:「じゃぁ、そういう商品をそのままシッパーに集品したら、それはどうなるんでしょうか?」と聞くので、
私:「そりゃ、そのまま組合員のところまで配達されて、それを見た組合員が配達の担当者に“なんでこんなに商品が潰れてるの(怒)!”と言って、叱られて帰ってくるわなぁ」
Aさん:「えぇ!やっぱりそうなんですか!…じゃぁ、やっぱり入れちゃダメですよね」
私:「そりゃそうですよね。そんな商品が届いたら怒りますよ、ふつう…。上司からそうしなさいって言われるんですか?」
Aさん:「そうなんです。それも入れちまえって…。だから心配だったんです。だけど、どこに言っていいか分からなくて…」
 まぁ、この程度(箱の潰れ)の話だったからいいようなものの、これって、あの餃子事件に通ずるものがあるなぁって…。この“上司”って言っても、ひどい低賃金で働かされているのはAさんと同じ立場なようで、まぁ多少の差があるくらい。もし、彼らに“こんな安月給でやってられっか!”なんてやけを起こされてたとしたら…。少なくとも、自分たちが集品している商品が生協組合員のところに届けられて、喜ばれているなんていう“誇り”はみじんも感じられないですよね。Aさんが不安に感じてくれていることが唯一の救いです。
 もちろん、すべての人が何も感じていないということではないと思います。しかし、加入のお誘いと同時に書いてもらったアンケートには、1日フルタイムで働いても月11〜12万にしかならず、残業があってもせいぜい15万ほど。こんな給料じゃぁやっていけないって声が、驚くほどたくさん記入されていました。従業員を大切にしない会社は、いずれは滅びます。アンケートの内容のように、従業員に不満がいっぱいでは組合員にいいサービスなんて提供できるわけがないからです。組合員だって、そのうち“生協の安心・安全神話”から目覚めて、真実を見抜きます。消費者はいつまでもバカじゃぁありませんから。

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白カゴ車って、使わなくてもよかったんだぁ!~第5回中執~

 10/23(土)、第5回中央執行委員会を開催、主に秋闘の今後の闘いについて論議しました。秋闘は11/5に回答受取、ストは8日(月)に配置、スト判断基準は一時金月数とすることを確認しました。
 さてその他、10月度の安全衛生委員会で労災の報告と合わせて、センターで使用している白カゴ車のルールについても運営部から報告があったことが報告されました。

 結論から言うと、都市伝説のような「白カゴ車を必ず使用しなければならない」というルールも指示もしていないということでした。よく聞くんですよね…センター長から、『「これ(白カゴ車)は使うルールになってんだから、ちゃんと使えっ!」って言われるんです』っていう話。邪魔で仕方なくても使えと…。変な話だよなぁって思ってたんですが、使う方が非効率なら無理やり使わなくてもいいのに…自分の裁量でそのくらいのこと何とかならないのかなって。
 やっぱりそうだったんだよね。運営部からも必ず使用しなければいけないなんて指示は無いんですよ。もし、いまだに“ルールだから”って無理強いされているセンターがあれば、堂々とお断りしましょ。だって、自分が大変なだけですよ。
 でもその際は、倉庫の積み込みパートさんへの配慮(事前にちゃんと伝えておくとか…)はちゃんとしておきましょうね!

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新コースの実態調査結果出る!~9月度経営協議会~

 9月23日(木)、9月度の経営協議会が開催され、田中常務、高坂人事総務統括、村上・井木・高木・濱各副委員長と西崎書記長が出席しました。主な議題は、真庭センターの営業時間短縮、新コース実態調査結果について、セパ人事制度についてでした。注目された新コース実態調査結果…現場からも「調査結果はどうなっているのか?」とせっつかれていた課題でした。

 真庭センターの営業時間短縮は、逆電を電話注文センターに移管し無くなっていることなどを背景に遅い時間帯の営業の必要性が薄まっているということ、シフトを早めて身体的負荷を軽減すると同時に、管理費用の節減ということが理由のようです。労組側は、「中執会議では“下期体制でブロック数も減らされブロック長が減る、体制上大丈夫なのか”という心配の声が出されている」と報告しましたが、理事会側は現場が可能だとしていると答えていましたよ。ホントに大丈夫ですか?夜のパートやアルバイトの雇用に関係する問題なので、近日中に状況を聞き取りに行く予定です。
 さて、注目された新コース実態調査結果。案の定、全体で4割に及ぶコマで昼休憩が十分取得できていないという実態が示されました。すでに対策を打って改善されているコマもあるようですが、なぜ毎年このような実態になってしまうのかの原因分析はなく、改めて運営部とやり取りを行う必要性を主張し、次回の経営協議会で運営部も参加しやり取りを行う方向を確認しました。しかし、不思議なのは4割ものコマで昼休憩が取れていないことが分かったはずなのに、「その分をきちんと残業として申請させているのか?」との問いには、「それが前提になっているはずだ」と要領を得ない返事。そんなことはわかっていて、実態として残業申請させているのかどうかを知りたいのに、返答はその一点張りでした。仕方ないので、「執行部に寄せられる話では、“昼休憩取れなかった分を残業に申請してる人なんてほとんどいない”という報告しか上がってこない。少なくとも、これだけの実態が明らかになったのだから、改めて休憩の1時間に満たない時間については残業として申請するよう通達でも出すべきだ」と主張し、そのように対応すると答えました。さて、そのような通達が近いうちに出るのかな?もし、それが出たならその後の現場の様子をまた教えてほしいな。
 さて、最後の大課題、人事制度の問題だ。セパともに今後の大きな課題である。正規はまずは制度の正式運用に踏み切るかどうか、パートは理事会の再提案を受けてどういうスタンスを持つかというのが当面の焦点。この課題については、次の記事に譲ろう…。
 議事録はこちら>>2010/9月度経営協議会議事録(PDF268KB)

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