日別アーカイブ: 2013年8月22日

原水爆禁止2013年世界大会・長崎に参加しました

8月7、8、9日の3日の日程で長崎に行ってきました。労組からは2名の参加でした。今年は平日の開催ということもあってか、せっかくオリバー・ストーン監督が来られたのに参加申し込みが少なかったことが残念。
 7日の開会総会では長崎市長の「核兵器の非人道的視点から非合法化していこう、子ども達の世代に核のない世界を残そう」とのあいさつから始まりました。外国の代表団の発言も核開発の影で削られる社会福祉や、学校教育予算の削減に憤りを感じるというものでした。聞いていると、核によって亡くなったり困っている人が世界中でこれ程多いのに、なぜ核兵器や原発を止めないのかと怒りがフツフツと湧いてきます。
 8日はオリバー・ストーン監督と交流のできる映像の分科会に参加しました。「もうひとつのアメリカ史」の中の“原爆投下”を鑑賞した後、監督と歴史学者のピーター・カズニックさんの話と質疑応答の時間がありました。オリバーさんの「日本の子どもは戦争のことを何も知らない。教えられていない。ドイツは戦争から学び直した。戦争はディズニーの様に楽しいことばかりではない。しかし知らなければならない」という言葉は重いですね。
夜は「生協労働者のつどいin長崎」がありました。生協で働く全国の仲間と一緒にいるとなぜかホッとします。元兵器工場で爆心地から1kmちょっとのところにある長崎大学の食堂の2階で被ばく体験の語り部の方から、兵器工場で被爆した時の生々しい話を聞きました。 そして、戦争の悲惨さを伝える紙芝居を見せて頂いた後、大学に隣接する「純心中学・純心女子高校」におじゃまして、校内にある学徒動員先の兵器工場で原爆の犠牲になった214名の“校墓 慈悲の聖母”の前で校長先生から当時のお話を聞くことができました。その後、平和ガイドさんから爆風で傾いた工場などの説明を受けました。ガイドさんの「遠くからわざわざ来てくれてありがとうございます。長崎で見たこと聞いたことを帰って回りの人に伝えてください」とおっしゃった言葉をしっかりと受け止めたいと思います。 暑い長崎の盛りだくさんの3日間でした。参加者は皆平和への願いを新たに、核兵器全面禁止の思いを固くしたことでしょう。現地に行くとぐっと胸に迫るものがあります。まだ参加したことのない方は是非参加して欲しいと思います。

カテゴリー: TOPIXニュース, 活動日誌 | コメントする
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