定期大会終了!全議案採択も一番の発言は西大寺のOさん!

 7月6日(土)、旧労金ビルで第23回定期大会を開催、2012年度のまとめと2013年度の方針を確立しました。
 午前中は、関西勤労協の中田進先生の憲法の話。さすが、中田先生、憲法という固い内容を持ち前の関西弁でユーモアたっぷりに講義。参加者も随所で笑いに包まれながらのアっという間の2時間でした。つい、笑いと一緒に学習内容もどっかへ飛んじゃいそうでしたが、自民党の憲法草案の恐ろしさに、日本の将来が恐ろしくなると感じた仲間もいたようですよ。

 午後は議案提案と討論。ユーモアたっぷりの中田先生の講義の後ではなかなか報告しづらかったですが、西崎書記長と村上副委員長より12年度活動のまとめと13年度情勢、活動方針が提案されました(採択された議案はこちら)。
 討論では、西大寺のOさんが自らの最賃体験を披露。食費節約の苦労話やご主人の誕生日プレゼントで悩んだ話、唯一の(?)楽しみのジャンボ宝くじは迷わず買った話など、中田先生にも引けを取らない、今大会の一番の発言でした。

 さて、12年度は赤字に転落するかもしれないと言われ続けた中での活動となり、赤字を回避するためなら賃金の削減は当然だとする理事会と対峙した1年でした。しかし、政治や社会情勢を見ても、今後景気が回復し、業績が向上する見通しはありません。つまり、13年度の活動も経営のために労働者が犠牲になるという構造の中でのたたかいになります。
 12年度は「赤字転落」という“脅し”に対抗しきれなかった1年でしたが、労働者自身の暮らしもますます厳しくなる中、いつまでも“致し方ない”ではすみません。13年度活動方針では、経営論を含む学習を強化し、理論に裏打ちされた強固な組織力の構築を目指すことが方針の柱です。

 討論のまとめで西崎書記長は、「赤字回避のために賃金削減はやむを得ないとする経営では展望は開けない。赤字はあくまで経営の結果である。賃金を犠牲にして赤字を回避することよりも、結果は結果として真摯に受け止め、その後どう打開するかを考えることこそが必要だ。「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著)に紹介されている会社は、まさにそういう経営(理念経営・人本経営)を行っており、だからこそ社員の力を存分に引き出すことにつながり増収増益を出し続ける経営が実現できている。そういう経営の実現を目指すためにも、学習の強化と強固な組織づくりが欠かせない」とまとめました。

 最後、全議案が全会一致で採択され、2013年度方針が確立されました。

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