商品センターのパートの皆さん、長い間、本当にお疲れ様でした…

 長く、共同購入商品のセット作業をしてきた藤田商品センターの冷凍ラインが、今日を最後に閉鎖される。そこで働いていたパートの仲間は、残る冷蔵ラインに異動したり(…とはいっても契約時間は大幅削減)、店舗や仲間づくりなどに職種を変わることになるが、同時に少なくない仲間がこれを機に退職を選択せざる得なかったのも事実だ。
 今日が最後の仕事ということもあって、終業後お別れ会を催した。多くの仲間が駆けつけ、理事会や労組からの感謝のあいさつと職場を去る仲間のごあいさつの中、ささやかな食事で名残を惜しんだ。

 労働組合は、事業連合の元、物流の統一についてはやむを得ないとの立場をとりつつ、雇用の確保と退職条件の獲得に全力を挙げた。交渉の場における職を失うパートの切実な声に、理事会も重い腰を動かし、過去最高の退職割増金(44日分)も勝ち取ることができた。職場の仲間も、その交渉の結果に表向きは納得…というか妥協もしていただいたように思うが、やはり仲間が職場を去らざるを得ないというのは、何ともつらい話である。

 いまさら言っても始まらないのはわかっているが、やはり何とか職場に残る方法はなかったかと思う。ここ1~2年、私自身は坂本光司教授の経営論を学び(といっても本を読んだり、講演を聞く程度だが…)、著書の「日本でいちばん大切にしたい会社」に示されたその経営論では、何があっても絶対にやってはならないこととして“リストラ”があげられている。もっと早くこの本と出会っていたら…、もちろん、そうであっても解決の方法は見つからなかったかもしれないが、何か別の方法もあったかもしれないといまさらながらに思うのだ。そういう意味では、DCのパートの仲間、特に退職せざるを得なかった仲間に対しては本当に申し訳なく思う。

 今日のお別れ会では、それでも多くの仲間が明るく別れを惜しんでいた。ともかく、今ではそれが唯一の慰めである。商品センターができたころからの仲間もいる。本当に長い間、生協のために頑張っていただいてありがとう、そして本当にお疲れ様でした。

カテゴリー: DC・商品センター, TOPIXニュース, 定時職員部会, 書記局のつぶやき…(雑感), 活動日誌 タグ: パーマリンク
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