日本の常識は世界の非常識…(6/2-3全国非正規交流会)

 6/2~3日、非正規労働者の全国集会が岡山で開催された。2日間で延べ約900人が参加した。私も要員を兼ねて参加したが、印象的だった話を一つ。あなたは、非正規労働者と正規労働者、世界ではいったいどっちの賃金や労働条件が劣悪か、ご存知か??

 私が参加した第1分科会「派遣切り、非正規切りとのたたかい」では、全国各地でたたかう派遣や非正規で解雇された仲間が集い、闘いの経過や到達点、教訓、裁判の視点などを出し合い交流した。その中には、外国人労働者もおり、劣悪な労働条件や外国人であるがゆえの差別の実態などを告発された。

 その中で印象的だったのが、「外国では非正規労働者の方が、正規労働者よりも賃金が高い」という話が出されたことだ。つまり、雇用が不安定だからこそ、より高い処遇でその労働者のくらしを保障する…それが諸外国の常識だと。しかし、日本の実態はその全く逆である。それが当たり前になっている環境にならされているためか、正直私も“非正規の方が条件は劣悪”というのが前提となった発想をしていた。

 やはり、視野は広く持たなければいけないし、何よりもそのことが“人間としてどうなのか”という基準で物事を考えないといけないと改めて感じた分科会だった。

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