辞めざるを得ないのは…誰のせい?

 28日16時、藤田本部休憩室で尾道冷凍物流センターの稼働にとなって発生する商品センター(DC)パートの処遇に関する交渉が行われた。労組側の要求に対する回答の説明交渉だったが、長年頑張ってきたパートに対する回答にしては…ねぇ。

 今回、その対象となるパートとアルバイトは約180名に及ぶ。理事会は、冷蔵集品作業で70名余りの雇用を確保(ただし、契約時間は週16hと大幅に短縮)し、それ以外では近隣事業所での仲間づくり業務を中心とする職種異動で契約時間(雇用)を保障したいとしている。しかし、全員が契約時間保障を求めて仲間づくりへの異動を希望しても、全員の雇用が保障されているわけではない。つまり、辞めざるを得ない人が出るということだ。

 しかし、理事会の回答は退職割増も過去の事例と同等、勤続表彰やリフレッシュ休暇の取得も原則通りという、いわば型どおりの回答だった。確かに、通常時なら例外的な取り扱いを行う必要はないことだ。しかし、今回退職をせざるを得ないことになりそうな仲間は、“経営の都合による”商品センター縮小さえなかったらずっと働き続けていただろう人たちだ。つまり、この異常時を作り出したのは理事会の側であり、DCのパートには何の責任もない。理事会自身がそういう状況を作っておいて、“例外的な扱いを行う理由はない”というのは、あまりに冷たくないか?

 私は、過去との整合性が取れなかったとしても、今、働いている仲間を何よりも大切に思う心があるなら、(ない袖は振れないとしても)例外的扱いをすることは経営自身の判断でやるべきだろうと思う。そのことが残った人たちの経営に対する信頼感や生協に対するロイヤリティ(帰属意識)を高めることになるのだと思うのだ。

 交渉はまだこれからだ。アルバイトの扱いに関する回答も冷たいものと言わざるを得ない。私たちの要求がすべて実現できるかどうかはわからないが、せめて辞めていかざるを得ない仲間が、「最後は理事会は私たちによくしてくれた」と思えるような中身にしていきたいと思う。

カテゴリー: DC・商品センター, TOPIXニュース, 定時職員部会, 書記局のつぶやき…(雑感), 活動日誌 タグ: パーマリンク
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