日別アーカイブ: 2011年9月9日

理屈よりも感覚なんでしょうねぇ…!

 今日は9日。“9”と言えばいろいろあるのだが、まずは「6・9行動」の9。何のことかと思われるかもしれないが、ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下された日にちを取って、毎月6と9の付く日に行っている核兵器廃絶の署名行動をさす。読み方は「ろっきゅうこうどう」と読むのだ。この「6・9行動」という文字を見て、「今日は9月6日だよ。間違えているよこの表記!」などと叫んだ専従もいたとかいないとか…。知らなかった人は覚えててね。どこかで宣伝隊と遭遇するかも…。
 もう一つは憲法9条の9だ。「9の日宣伝」といって、これも毎月9日に憲法9条を守ろうと続けている署名宣伝行動をさす。今日はその9日。県労会議の宣伝行動に久しぶりに参加した…。

 震災や台風12号などの大きな災害が続き、野田新政権になって曲がりなりにも「原発対応と復興が第一」などとの賜り(ホントにそうなればいいのだが)、マスコミも財界も野田新首相を天まで(?)持ち上げている昨今、憲法問題なんてなかなかピンとこないのではないかなぁなどと思いながら、私はティッシュを配っていた。
 ところが、結構な方が反応を示して、のぼり旗を指さしたり、何の署名かわざわざ聞きに来て署名してくれたりで、思った以上に反応は上々だったように思う。それでも世の中には色々いるもので、こんなことを言ってきたおじさんもいた。
「北朝鮮や中国が攻めてきたらどうするんだ?」
 対応した仲間は、「じゃぁ、仮に攻めて来たとして、かの国に何かメリットでもあるんですか?」と聞くとおじさんは口ごもってしまったようだったが、世の中の人はマスコミなどの報道で中国や北朝鮮は何をしでかすか分からない怖い国と吹き込まれているもんだから、理屈抜きで“攻めてくる!怖い!”なんて感じているんでしょうね。ちょっと冷静に考えれば、そんなことあり得ないと思うんだけど。
 中国は日本をしのぐような経済発展を遂げ、アメリカに次ぐ大国と言われている国でしょう。そんな国が、一方的に日本を攻めたところで、何のメリットもないし、国際社会からますます孤立するだけでしょう。北朝鮮は、確かに何をしでかすか分からない国ではあるけれど、現実的に攻めてくる軍事力なんてもってないし、仮にそんなことしたら国際社会からどういう目に合うかは北朝鮮自身の方がよくわかっていると思うけどね。だから、あれこれの取引カードで揺さぶって交渉を有利にしようとするんでしょう。でなけりゃぁすぐにでも打って出てますよ。
 ともかく、武力で物事を解決するなんて古い考えではなくて、外交交渉による話し合いで解決を図るより高度な国際社会となるべきではないんですかね。憲法9条は、その道筋を示した世界に誇れ、輝く憲法だと思いますがね。外国が攻めてくるなんて思い込んでる人は、もう一度冷静にかつ客観的に物事をとらえて考えてみてほしいですね。

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