静かに始まりました!最低賃金生活体験!

 最低賃金生活体験とは、各県で定められている最低賃金で働いたと仮定して、それで得られる収入で一定期間(今回は1ヶ月と2週間コース)を暮してみようという体験。「最低賃金」とは、これ以下の賃金で人を雇って働かせてはダメという時間換算の賃金額のこと。岡山県の最賃は683円。1日8時間働いて5,464円、22日間出勤したとして120,208円だ。こっから税金や必要経費を引き、可処分所得を算出してそれで1ヶ月生活してみるというわけなのだが…。

 これが結構きついんですよね。私なんか食にこだわりがありませんから、昼食なんかはほぼ毎日食堂の150円素うどんでいいんですけど、それでも冠婚葬祭などが起こったりするとすぐ赤字で破綻です。もちろん、友人たちと飲みに行くなんてできるわけなくて、人間関係も壊しちゃうほどですよね。

 さて、体験機関に先だって、5/13に「最賃体験スタート集会」が開催され、参加した仲間から投稿が寄せられました。また、主催した県労会議にもその時の様子が紹介されています。合わせてご覧ください。県労の記事はこちら

 『事務局長の情勢報告では、今まで行って来た最賃体験により岡山の最低賃金が上がってきたことは間違いないので継続して運動を進めて行く必要性を話されました。
 その後、障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会の吉野一正さんの「障害者の生活と保障制度」という内容で講演がありました。“「障害」と「障害者」は法律で決まるのですよ”…の話から始まり、国連が示す障害・障害者の規定(通常の個人又は社会生活に必要なことを確保することが自分自身では完全に又は部分的に出来ない人)と日本の規定との違いがあまりにもかけ離れており、結果、障害者の数が異常に少なく国連推計の半分、EU諸国の1/3の数しか存在していない、障害というものが国際基準になっていないと話されました。
 また障害者の就労に関して、最低賃金というものは全ての人に当てはまると考えられるが、障害者に対しては減額支給が出来る為、障害者は不当な低賃金で働かされている厳しい現実やEU諸国などに比べてあまりにも差別的な扱いを受けている障害者への理解を求めました。そして最低賃金を引き上げることは障害者の暮らしにも関わってくるので是非頑張って欲しい、障害のある人があたりまえに生きられる世の中に変えて行かなければならないと締めくくりました。
 吉野さんの熱い講演の後、最賃体験シートの説明に移り、酒など飲まず本気で最賃に取り組むようにと釘をさされて、一同身の引き締まる思いで会場を後にしました。(Y特派員)』

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