日別アーカイブ: 2011年2月17日

441名が参加!理事会に春闘要求を提出!

 2月16日(水)、コンベックス岡山に全県から441名の仲間が結集し、理事会へ春闘要求を提出した。西崎書記長の要求説明の後、14名の仲間が職場の切実な声を理事会に訴えた。回答は、3月16日に出される予定だ。労働組合は、これからスト権を確立し、交渉の体制を整えて3/16の回答受取団交に臨む。

 交渉では14名の仲間が発言。その要旨をご紹介する。

北畝の仲間:オープン以来リニューアルもなく、組合員からも老朽化を指摘される。今後の店舗の政策や展望を明らかにしてほしい。
DCの仲間①:2012年冷凍物流稼働で雇用が心配。みんなで頑張って生産性も上げてきた。仕事に誇りを持っている。何でもやるぞ!全員の雇用を守ってほしい。
水島の仲間:新コース編成、昼休憩が取れるように!きちんとチェックしてほしい。以前、正直に“昼休憩が取れない”と運営部の調査に応えたら、対策ではなく「いつまでに解決できるのか?」と言われた。正直に言えば、その解決策は自分自身に求められる。これなら言っても無駄だ。サービス残業、「日を超えると頭がさえる」という運営メンバー。これでサービス残業するなと言っても説得力を持たない。
長船の仲間①:コース編成問題は水島と同じ。せっぱつまってのコース組で、荷が積みきれないような事態となっても、上司も「私も忙しいので何とか頑張れ」としか言ってあげられないのが職場の実情だ。サービス残業、上司は何も言わない。タイムカードを打っていることを知りながら、“アポをとれ”と指示している。注意すると「サービス残業で経営に貢献している」と平気で言う。賃金も年齢の高い層は減っている。徐々に生活も厳しさを増している。一時金のこれ以上の削減はやめてほしい。
長船の仲間②:年休消化、平均で前年を上回るという約束は守ってもらっているが、個々の担当のところでは前年以上に取得できているという実感がない。他生協では、労理の努力で消化率50%を超えた取り組みもあると聞く。おかやまでもぜひ参考に。
井原の仲間:長距離通勤、井原では片道1.5時間以上かけて通勤しているものもいる。肉体的、精神的に負担も大きく、安全運転にも支障が。環境にもよくない。通勤時間が長いのは、地域での社会貢献活動の制約にもなる。転居赴任規定には“通勤不可能とはおおよそ片道20㎞以上”と書いてある。そういう仲間は多数いる。“厳格に”守れとまでは言わないが、改善に向けた努力を。ブロック長の作業、見直しするとされてから久しい。しかし、具体的には何も進まないまま、来年度は配送パートの増員や共済パートの配置などでB長の仕事が増えそうだ。支援担当などの適正な配置が必要ではないか。
東岡山の仲間:雇用問題、組合員サービスセンター提案、平均シミュレーションで他職種(共済パート)への異動を言われるのは不親切と感じている。早く個別センターの具体化を。異動希望者は全員無条件で異動させ、人材育成で働き続けられるように。委託の仲間、正規などと同じ仕事をこなし、それで事業も支えられている。ぜひ直雇用化への政策転換を。均等待遇、慶弔規定について正規に近づけるというのが過去の回答。今後の長期的な展望を。生協運動の展望を。TPPに対する姿勢を明確にすべきだ。キャンペーン問題、みんな“組合員のため”というが、キャンペーンの数字のためか、それ以前に加入した方の手続きを、キャンペーン期間になるまで“取り置き”したため、その組合員が加入(したつもり)直後に店舗カードの発行を近隣の店舗で申し込んだ時、当然その方の組合員情報が出ず、その方を怒らせてしまった…というのが2件あった。あり方としてどうなのか?
DCの仲間②:物流改革による雇用不安が広がっている。雇用を守るといってほしい。
津高の仲間:エレベーターのないアパートの3F以上への持ち上げ。津高の仲間で3件連続3F以上に持ち上げる仲間がいる。特に夏は飲料など重量物も多く、女性にとっては過酷な労働実態だ。ルールを決めてほしい。組合員サービスセンター提案で、TELアルバイトの仕事がなくなる。以前、TEL注文センター稼働でいったん首になり、その後“また来てほしい”と言われ、そして今回また仕事がなくなると。私たちは使い捨ての商品ではないという声が出されている。
笠岡の仲間:年休取得に関する幹部の教育を徹底してほしい。簡単に時季変更権を行使できると勘違いしている。新コース編成、特に混載コースは新規個配が詰め込まれ、大変になる。ルールきめが必要ではないか。
新見の仲間①:アルバイトの頑張りに報いてほしい。一時金の寸志を。配送パートの無事故無違反表彰、倉庫アルバイトの頑張りに報いて。
坂本委員長:消費税、TPP、生協は世論の先頭に立つべきだ。こうした課題について、職場で語られることがない。もっとオープンに議論できる組織にならないとだめだ。経営の展望問題では、現場ではオルガの問題などが必ず指摘される。中計論議がされるが、全職員の参画で率直な議論ができる環境が必要だ。OCRマーキング、高齢化、少量化への対応など、工夫すべき点はまだまだある。キャンペーンが始まり、交渉直前までピンポン活動、訪問したお宅で「今さっき別の人が来てアポの約束したよ」とのこと。聞くと委託の仲間。彼らは本当に頑張っている。体力ではもう年齢的にもかなわない。そういう彼らの奮闘のおかけで成り立っている。そういう彼らをぜひ直雇用にしてほしい。
新見の仲間②:エルボックスのシールのはがれ問題など、いつになったら改善されるのか?もしかしたら手が打たれているのかもしれないが、現場には伝わってきていない。だから、「意見を言っても何も変わらない」という現場の受け止めになる。B長の過密労働、それを見ていれば「有休ください」なんて言えなくなる。そんな職場はおかしいと思う。また来年度に向けてさらにB長業務が増えそうな予感。支援担当の配置、ある程度はゆとりのある計画が必要だ。
DCの仲間③:雇用を守ってほしい。先ほどのエルボックス問題でも、5S活動の提案で、不十分さはあるかもしれないが改善してきている。そういう努力を評価してほしい。

 こうした発言を受けて、専務は具体的な回答は回答書で行うとしつつ、「新コース編成やサービス残業の問題は、(昼休憩はきちんととりなさい、サービス残業はしちゃダメだと口酸っぱく言っているのに…)もういい加減にしてほしいという気持ち。末端の現場にまで上手く情報が伝わっていないのかと感じる部分もあった。声を率直に受け止めて回答に生かしたい」と述べた。
 最後に書記長は、「今回の交渉の特徴は正規の仲間から多く発言があったこと、この場には参加していないが率直な且つ勘違いや誤解も含めた現場の仲間の生の声を付属資料として示したことにある。付属資料については文書回答は求めていないが、理事会が思っていたことと現場が思っていることとの乖離が浮き彫りになっていることも多いのではないか。今回出された発言や付属資料に示されている生の声を真正面から受け止めていただき、業務上で解決すべき問題は積極的にこの資料を活用することも含め、回答に生かしていただきたい」とまとめました。

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