生協労連専従者セミナーに参加、大きな収穫あり!

1月13~14日 日本青年会館(東京)で行われた生協労連専従者セミナーに参加しました

 今回の目的は、労組専従者として、あらゆる問題に直面した時に、問題の本質は何か?現場の労組員に寄り添った解決をするためにはどんなことが必要なのか?‥について学習し、一人ひとりが考える力をつけようということでとりくまれています。

一日目は講演「本質をつかむ思考法」・・・・・伊藤真氏(伊藤塾塾長・弁護士)

 まず講師の紹介、伊藤塾塾長として法律家・公務員の養成をし、憲法の伝道師として全国で講演会・執筆活動を行い、弁護士として1人1票実現運動をに取り組んでいるという幅広~い場で活躍中の人です。

テーマは難しそうでしたが、伊藤氏のプロとしてのとしての仕事の中から具体的事例を挙げながら説明をされ、面白く理解できました。印象に残った点について少し振り返ってみます。

本質思考をするためには原点に戻って考えるということ、多方面からみるということが重要であるということ。まず「そもそも論」から考えてみることが必要。

このあたりで私の頭は、おかやまコープの理念と存在意義についてモソモソ考えてしまった。[お客様のために?」[組合員のために?」[それは誰のこと?」「なんのために?」・・・「おかやまコープの理念は抽象的でわかりにくいわー」[みんなそこんところよーく考えて働いとるんじゃろか」「目先の数字ばかり追いかけとったら本来の目標を見失っていることがあるのとちがうかー」

なぜ勉強するのかということについて、学問と勉強法の違い・・・学問には王道(最短ルート)はない、学問は真理の探究を続け、考えつづけるのでゴールがないが勉強法には王道がある。勉強法はゴールからの発想が重要だ。最短ルートは自分とゴールを結ぶ直線であるが(受験合格)がゴールではなく合格後が大切なのだ。仮に陸上競技の100メートル走を想定してみると走者は100メートル地点にあるゴールを目指してて走るのではなく120メートル先を目指して走らなければ100メートルの手前で失速する。・・・ということは、120メートル以上全力で走れるように日々訓練することが必要になるということじゃな。

プロの仕事とは何か・・・未知の問題(正解のわからない問題)にして自分の頭で(見つけるのではなく)考えて決断(これがポイント)。その結論を、事実と論理と言葉で、説得する。(この技術を身につける必要がある)・・・・ウ~ムム・むずかしいなぁー 、これはどんな仕事でも、専従にも求められることだなあ~。

視点を移動してみる・・・「一人一票裁判」人口24万のA選挙区から1人当選するのと、人口120万人のB選挙区から1人当選するのとでは1票の重さに5倍の格差がある。最高裁は参議院選挙では6倍を超えないと憲法違反ではないとし、学者は2倍を基準としていた。鳥取県と神奈川県では5倍の格差という理解は2つの意味で他人事①自分の選挙区とは関係ない②誰か得した人がいる・・・という風に・…しかしここで視点を変えてみる。2010年の参議院選挙の結果、人口最少の鳥取県民の選挙権を1票とすると、神奈川県民は0.20票、岡山県民は0.31票となる・・・視点を変えるだけで私には清き1票の権利はないのだと気づく・・・・・これはショックででした。

脳ショックを受けたお話はまだまだ続きますが2日目の研修も大いに刺激を受けた内容なので次に移りたい。

2日目はコーチング(Coating)でした。語源は馬車=目的地まで送り届ける・目標を達成させる。相手の自発的な行動を促進するコミュニケーション技術を身につけるための研修です。

相手を動かす方法は、脅す、しかる、褒め殺し、・…こういう手がありますが、ここでは相手が自分で考えて自分からの思いつきで動いてもらえるようにする方法について学びました。 2人1組ペアを組んで向合います。まず、A さんがBさんに仕事の上の悩みを話しますBさんは、口出しせずに聞いてあげます。アドバイスしてもいけません。・…後でお互い感想を述べます。Bさんからは「「聞き役に徹するのはつらい」「口出ししたくなる」。Aさんからは[笑顔で向き合ってうなずきながら聞いてくれたので話しやすかった」などが出ます。次に役割を入れ替わっておなじことを行います。・・・人を育てるのがうまい人というのは、相手の話を聞いている時間が長いそうです。実際にやってみるとなかなか難しいです。

 平素から物忘れで[あれー??]ということが多い私は、もともと自分の頭が悪いと思っていました。ところが、今回そうではなかったということがわかりました。      「忘れる」というのは人が持って生まれたシステムなのだそうです。忘却曲線というのが示され、それを見ると「感動した、目からうろこ」という話を聞いたとしても、その瞬間から20分経過すると42%、90分で64%、6日経つと76%わすれてしまうそうです。・・・ここでちょっと安心したよ。だから、何回も継続して(ここがポイント)話題にして続けることが大切なんだって。・・・こうやって思い出しながら報告記事をホームページに書くのも記憶にとどめるのに役立つしね。

 個別対応について・・・専従は仕事の中で相談を受けることが多い。人が仕事をやめる理由の8割以上が 人との関係が築けないことだそうです。コミュニケーションはキャッチボールと言われますが。実際ボールを使って2人でキャッチボウルしながら、相手にぶつけるようをに投げて、受け取る人がどういう気持ちになったか、感想を聞きます。また受け取った球を投げ返さなかったら相手がどんな気持ちになったか、感想を聞きます。変化球などいろんな球を投げる中で人の気持が変化します。ボールを言葉に見立てて行うことで言葉が視覚でとらえられ非常に面白く理解できました。・…1度お試しください

 人は協力関係によって生き延びてきた。・・・大昔、人間はマンモスとも闘って生き延びてきた。、それは、仲間との協力関係でいきのびてきた。人間は本能的に協力関係の輪の中にいるかどうかを敏感に察知するようにできている。・…あなたがそこにいることに気づいているよ(存在に対する承認)(結果に対する承認=誉める)(居場所を創る)(一人ぼっちにしない・・・孤立感はやる気を失う)。

今回の研修から得たものをしっかり生かして、今後も専従者として人間としてより成長していけたらとおもいます。 以上

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カテゴリー: 活動日誌 タグ: パーマリンク
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