“生協の 玄関前で 立ち止まり、追い返されるは 労基法”

 先日、某生協労連関係の某会議で、某生協の年次有給休暇取得に関する報告を聞いた。まぁ、ひどい話だ。こんなことがどこでもあっちゃぁいけないんだが、何処でも似たような話があるような気がする。さて、みなさんところの生協は大丈夫?

 詳細を記載すると、何処の生協か特定されてしまうので書けないが、その報告の概要はこうだ!
 職員の1人が複数日(連続はしていない)の有給休暇の申請を行った。申請を受け取った上司は、「こんな有休の取り方は認められない!」「〇〇(さらに上の上司の名)に直接言って承認をもらえ!」と言われたそうだ。

 …ここで間違えてはいけないのは、もうこの時点で年休の申請は成立しているということだ。上記の表現では“却下”されているかのようだが、労働者がその保有する年休日数の範囲で時季を指定さえすれば、いわゆる経営者が“時季変更権”を行使しない限り成立するということなのだ。

 そのことを知ってか知らずか、この生協の幹部は労基法第39条を堂々と踏みにじり、この労働者をいわば脅したわけだ。この労働者は、精神的に体調を崩し、病欠となってしまったそうだ。(こんな不当な行為に負けちゃぁいかんぜよ!)
 当該の労働組合は、当然抗議を申し入れたと聞いている。

 仲間を仲間とも思わないようなこうした上司の言動は、生協ではもちろん一般社会でも通用しない。ましてやマネジメント手法における今のトレンドからも大きくずれている…っていうか真逆だね。これが生協の幹部のマネジメント水準かと世間から後ろ指刺されないように、この経営幹部は労基法はもちろん、マネジメント知識に至るまでをきちんと“再”勉強すべきである…、おっと、もしかしたら勉強したことすらなくて、“初”勉強なのかも…。

 そうだ!いい講師がいるぞっ!
日本代表のザッケローニ監督のもとへ、マネジメント修行に出たらどうだろう!
…と、ついでに、おめでとう!アジアカップ優勝!
次はコパアメリカ大会だ!ガンバレ!ザックジャパン!

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“生協の 玄関前で 立ち止まり、追い返されるは 労基法” への6件のフィードバック

  1. ありえない! のコメント:

    月日が経つのは早いものです。
    結果、処分はなく、1部の職員は何をしても許してもらえるんですね。
    私達は不安に怯える日々を過ごしています。

    • nishizaki のコメント:

       …ということは、ありえない!さんは〇〇生協の方でしょうか?〇〇生協の労組によれば、具体的な交渉はこれからというふうに聞いてますけどねぇ…と言ってもそれももう半月ほど前の話ですが。どっちにしても、ことが起こってからずいぶんと日が経っていますので不安もぬぐえないところでしょう。当該労組のみなさんにはしっかり頑張ってよ!としか言いようがないんですけど…。もう少し、様子を見てあげて!

  2. こういうのもあるぜよ のコメント:

    Aさんの場合
    上司に有休申請出すと「休んでも仕事が回るのならいいよ」と言われました。
    {仕事が回らないなら休むなといっていると解釈できます}
    労働者はまじめですから、自分が休むと当然自分の仕事は誰かが代わりに代行してくれないと仕事が停止し、休んだ分の仕事が自分にふりかかってきます。
    そのことをクリアーできないと「有休はとりずらい」ということになります。
    有休は労働者の権利としてきちんととれるよう保障するのが企業の責任です。こんな脅し文句が日常的に上司の口から出てくる組織もいかがなものでしょうかね。
    某〇〇協でも・・・・。

    • nishizaki のコメント:

      “仕事が回るのなら”のところは“目標達成できるのなら”も当てはまりますよね。一見、“取らせてあげるよぉ〜”と思わせぶりなところが、本記事の事例よりも陰湿な気がしますね。

  3. それはいかんぜよ のコメント:

    法律以前に人間としてどうなんだ。
    もし厳正な処分が下されないなら名前を公表すべきだ。

    • nishizaki のコメント:

      まぁまぁ、一応当該の労組の確認も必要ですし、当該の理事会もちゃんと対応する可能性もまだ残されていますから…。

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