倉敷支部で取り組んだ「地球温暖化を止める条例制定を求める請願」署名は、皆さんのご協力により、535名分の署名が集まりました。労組員230人足らずの倉敷支部にとって、記憶にある限り過去最高の集約です!
ご協力、本当にありがとうございました。
署名数は全部で2,182人分となり、11月30日に倉敷市議会議長に提出しました。対応した斉藤邦彦議会事務局長は、「温室効果ガス削減は、倉敷市政にとっても重要な課題です。請願の趣旨を議長にしっかり伝えます」と応じました。
今回の署名の取り組みでは、これまでにない反応も多く寄せられました。コープ倉敷北店頭での署名行動や分会での署名のお願いでも、「皆さん地球を守らないといけないと非常に関心が高い。署名も気持ちよく書いてくれました」とあるパート分会長さんは感想を述べています。
また、倉敷市内の色んな労働組合へも署名を依頼しましたが、倉敷支部の上部団体である県労倉敷に参加していない労働組合からも数多くの署名が届けられ、これまでにない運動の広がりとなりました。これらも、思想・信条を超えた、地球温暖化への国民的な関心の高さや危機感の表れと思います。
請願は、12/10の倉敷市議会・市民環境委員会に付託され、16日の本会議で議決されます。採択されるまでは、まだ困難なようですが、今後の議会の動きを注視していく必要があります。
尚、本請願署名に対する各会派別の反応は以下の通りです。
- 青空市民クラブ:趣旨はわかる。条例には賛成の意見。条例でやるのか施策として行うのか意見が出た。
- 公明党:(条例制定に)反対ではない。まだ議論が十分でない。国の政策など情勢を踏まえて判断したい。
- 新生クラブ:(市民環境)委員会でしっかり議論をする。意見が分かれている。
- 天領正和会:反対ではないが、委員会で検討する。
- 自由民主クラブ:考えがあるので…
- 清風会:理由は言えないが紹介議員にはなれない。
- 日本共産党:趣旨に賛同し、紹介議員を承諾。
私たちも里山をつぶす残土捨て場を宇野津に造らせないために
がんばっています。旧スカイラインをドライブしてください。
まだ詳細は分かりませんが、10日の倉敷市議会・市民環境委員会で「地球温暖化を止める条例の策定を求める請願」は賛成3名(青空市民クラブ、共産党、清風会)反対4名(自由民主クラブ2名、公明党、天領政和会)で不採択になったようです。これを受けて16日の本会議で議決をすることになります。
個人的には、短時間で充分な論議を尽くした結果の採決とは思えませんので、継続審議にするべきではなかったかと思います。
8日に「倉敷市地球温暖化対策実行計画(素案)」についての一般質問が市議会であり、傍聴にいきました。「岡山県の条例に基づく事業者の削減計画では、倉敷市のJFEスチール倉敷と中国電力が共に地球温暖化ガスを増やす計画を県に提出しているにもかかわらず、倉敷市の産業部門で1990年度比6%削減となっているのは、すでに市の計画が崩れているのではないか。倉敷市として事業者と法的協定を結ぶべきではないか。」と、いう質問に対して、市長も「現在策定中の倉敷市の計画に沿ってやっていただけるよう、県に話を聞いている」と答弁不能のなる場面もありました。
これは、地球的な課題ですが、まずは自分の住んでいる地域を低炭素社会に変えていくことと、COP16で「化石賞」をもらう政府の姿勢を変えていくことを国民的な合意と運動にしていくことが同時に求められていると思います。