原爆の日に思う…

 あの日から65年目の8月6日を迎えた。存命の被爆者も少なくなり、戦争を知らない世代にとって、その実相はますます届きにくくなっている。私が初めて原爆を意識したのは、小学生の頃、母から見せてもらった“はだしのゲン”の漫画である。記憶にある範囲で、そのときが生まれて初めて戦争や原爆を意識した瞬間だったように思う。

 今年の平和祈念式典には、国連事務総長をはじめ、アメリカなどの核保有国の代表も初めて参加する。オバマ大統領のプラハでの“核のない世界を目指す”演説が、世界のその期待を大いに盛り上げた。
 こうした動きは、生協をはじめ、世界中の多くの人たちが核廃絶を願い、地道な活動を戦後65年間続けてきたからこその動きだと思う。そして、その思いを今度は自分の子どもらに引き継ぐ番が近づいてきた。情報が氾濫する中、どうやって戦争や平和、原爆のことを子どもたちに伝えていくか…、当面の私自身の課題である。

 今年も8月6日、9日、そして15日と決して忘れてはならない日が続く…。TVでも多くの特集番組が組まれ、その一つを見ながら私たち自身の未来への責任を改めて考えてみた。

カテゴリー: 書記局のつぶやき…(雑感) タグ: パーマリンク
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